「いい子でいなさい」という言葉のトゲ

こんにちは。5分日誌であなたの夢を叶える目標達成コンサルタント!玄徳庵代表のこうめいです。

……おっと。今日はお坊さんとして話をするのでこっちで名乗らないとですね。新潟県村上市鑑窓寺の徒弟、怒りん坊和尚の阿部こうめいと申します。よろしくお願いします。

今日一足先にアマゾンで予約していた『心に刺さったままの言葉のトゲをじょうずに抜く本』が届きました。

作者のハートフルカウンセラーのkokkoさんとは私が行政書士時代に知り合った方で、いまでも同じ勉強会で毎月1回顔を合わせているカウンセラーさん。いつも笑顔で元気をくださる優しい方です。

めっちゃキレイな表紙の本ですよね。絵柄もかわいらしく優しいですし、これだけでも満足してしまいそうなんですが(笑)もちろんしっかり読みますよ。

そんなkokkoさんの本が届いたのでさっそく読もうと思ったんですが、この機会に私も「言葉のトゲ」というテーマでちょっと話をしてみたいなと思って先にブログを書くことにしました。

kokkoさんの本は明るくって前向きな本なので、私はあえてダークで厳しい怒りん坊和尚路線で語っていこうと思います。

私がお坊さんになったのは30歳の時のこと。お寺の長男としてはかなり遅めの決心だったんですが、お坊さんになる決心をした理由の一つに「いい人が幸せに生きれる答えを見つけたい」というのもがありました。

お坊さんであればズルい人や悪い人も救われる道を……。と考える方が多いと思うんですが、私は元々行政書士という法律業でしたので、人のズルさや醜さというのはかなり見てきました。

そしてそんな中でも「いい人の善意に付け込んで食い物にする」というタイプの生きざまがとても嫌いでして。そういう被害者を無くしたいと思ってセミナーなどの活動もしていたんです。

ただ、法律だけの世界で見ていくといい人よりも「ルールを知っている人」が得をしてしまう仕組みになっていることを嫌というほど思い知らされるわけですよ。だから法律では解決できない方法を求めて私はお坊さんになる決意をしたんです。

さて、そんな経緯があるので私は基本「ずるい人に負けずにいい人が自分らしく生きていくためには?」というテーマで物事を考えていたりします。

ところでそんなずるい人はどんな手を使って皆さんをコントロールしようとすると思いますか?暴力?そういう人もいますが、実は一番多いのは「言葉を使ったコントロール」だと私は思っています。

新規にオープンしたパン屋さん。そんなパン屋さんに学生時代の友人が来たそうです。それがうれしくってサービスを少ししたところ、次からそのサービスを要求されるようになってしまった。

あるいは、念願の行政書士で開業した行政書士さん。その事務所に学生時代の知人が来たそうです。そこで相談を受けて、いざ仕事にとりかかろうとしたらお友達価格でやってくれるように要求されてしまった。

こんな事例が多々あります。この2つの事例は共通した言葉のトゲを相手が発射しています。それは「俺たち友達だよね」という言葉。相手の善意にずけずけと踏み込み、自分からお金をとることに罪悪感を覚えさせて支配しようとする手法です。

またこんな事例もありました。

コンサルタントが自分がサポートしていた弟子が開業資金として溜めていたお金を「俺のことを信用してほしい」という言葉の元奪ってしまった。

毎回電車に乗ると小銭がないと言って数百円のお金を借りたうえで、いつになっても返さない人。

このような事例に苦しめられてしまう人に共通しているのは「自分がいい人でいなければならない」という思い込み。そして子供のころからいい子でいなさいと育てられてきた言葉のトゲこれが原因だと私は思っています。

私たちはいい子でいなさいと大人から言われて育ちます。

でも、大人の言ういい子は何でも言うことを聞く「素直な言いなりな子」だったりするんですよ。

子供のうちはそれでもまぁ、問題なく生きていけるケースが多いです。それは大人が守ってくれるからですね。でも、大人になったら突然守ってくれる人がいない状態になるわけで、それでもいい子でいなければならない。そういう言葉の呪いが残っていると、先ほどのようなズルい人の罠にまんまとハマってしまうわけです。

だから大人になったら「人を思いやれる人間」かつ「ずるい人間にNOといって戦う意思を持った人間」にならなければなりません。このチェンジがうまくいかない人が結構いるんだなと私はコンサルをしていて感じるわけです。

いい子のままみんなに都合よく利用されてしまう人になってしまったり、逆に過剰反応して誰も信用できないといった人になってしまったり、開き直って自分のズルい人間になると悪の道に進んでしまったり。

どれも幸せに離れない道なんですが、そういう道に進んでしまう人があまりにも多いんです。

そしてその根底にあるのが「いい人でいたい」もっと言うと「いい人じゃなくなったら嫌われてしまうんではないかという恐怖心」があるわけです。

でもズルい人はそのあなたの棘を巧みに刺激してきます。

いい人と思われたいんだろ?嫌われたくないんだろ?だったら分かるよね?とずーとあなたの棘をぐりぐりしてくるわけです。

そんな地獄から抜け出すには自分のいい子でいなければならないという棘。嫌われたくないという棘を抜くしかありません。

抜いてしまったら相手はぐりぐり出来ないわけですから。

他者にやさしくするのは大事です。でも、それと同じくらい自分も大事にしなくてはなりません。そしてそれを実践するには「サイの角のようにただ一人前に進む」覚悟が必要なんです。

1人で強く歩むというのは、周りからもらったいい言葉は大切にしつつも自分に刺さった棘はしっかり抜いて周りに振り回されずに、心が赴くままに生きる覚悟をするということ。

そろそろ「いい子で生きなければ」という子供のころにかけられた呪縛。そのとげを抜いてみてもいいのではないでしょうか?

もしその抜き方がわからないというのであれば、私も玄徳庵で相談に乗りますし、きっとkokkoさんも相談に乗ってくれると思うので一度本を手に取って読んでみてください。

ということで、本を読む前に言葉の棘というテーマでブログを書いてみました。

これから私も早速kokkoさんの本を読んで感想を書かせてもらいますので、本をGETいた方は本を読んで感想をkokkoさんに届けてあげてくださいね。

ということで今日はここまで。

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