こんにちは。あなたとあなたの会社の成長を妨げる棘を抜く!「刺抜きコンサル」玄徳庵のこうめいです。
行政書士になるとよく業務を絞った方がいいの?絞らない方がいいの?という話が出てきますよね。
これね。どっちも正解なんですよ。絞った方がいいというのも、絞らない方がいいというのも。というのも絞る絞らないの前に「何で絞るの?」ということが分かってないと、そもそも絞る意味がないから。
ということで、そんなことを知らずに間違った業務の絞り方をして赤字60万円をたたき出した新人行政書士……。私なんですが(笑)その時の話をちょっとしてみようかなと思います。
さて、行政書士として開業したての私は仕事がなく非常に困っていました。
特に行政書士の仕事内容が今一つイメージできず、それに法令の知識にも自信がなかった私は、とりあえずは業務を絞って自分の得意な分野を作りたいと考えるようになっていました。
そんな時に、「行政書士は業務の幅が広いから業務を絞った方がいい」という話を開業本か何かで目にして、それならば専門業務を絞ろうといくつかの候補を挙げたんですね。
度々話してますが、私はこの当時、前に働いていた会社に裏切られる形で仕事をやめていたので「法人嫌い」の行政書士でした。だから、市民法務系がいいな~。と、漠然と考えていたわけです。
どうやって業務を絞っていったかの話はまた別の機会にすることにして、紆余曲折があり、その結果『遺言作成』をする行政書士としての専門性が徐々に出来上がっていくんですが、実はこの時思いっきり業務の絞り方を失敗しているんですね。
というのも、業務を絞る理由というのは3つあります。
- お客さんにイメージしてもらいやすくするための「集客効果」を狙っている
- 業務の幅が広すぎて網羅できないので勉強する幅を狭め尖った知識をつけるプロフェショナル化で「同業者からの紹介」を増やすことを狙っている
- 業務を絞ることにより前回の経験値を生かせるので「準備の負担減」による効率化を狙っている
基本はこの3つだと思っていいと思います。
特に開業当初大事なのは1番で、お客さんに自分の仕事のイメージを伝えることができるようになるまでは、「○○に強い行政書士です」と名乗った方がお客さんはイメージがしやすくなります。
さて、ここで話は戻るんですが、私は遺言業務がメイン業務になって「遺言作成専門の行政書士」になったんですが、遺言以外の業務は受けてもいいでしょうか?それともダメでしょうか??
……
………
答えは、受けてもいいんです!
というのも、他の業務を受けても「集客効果」には影響は与えませんし、「同業者からの紹介」にも影響を与えません。唯一「準備の負担」は増えますが、遺言の業務で忙しい状況でなければその準備や勉強する時間はあるので問題ありませんよね?
つまり、専門性は絞った方がいいんだけど、専門性は絞らない方がいい。という真反対のアドバイスが飛び交うのは、これが原因なんです。
つまり、正しくは、
「集客効果や紹介を増やすために専門性は絞った方がいいけど、それ以外のお仕事が目の前にあったら専門の仕事に影響がない範囲でどんどん専門性にこだわらず受けた方がいい」
これが正解の解答になります。
これを教えてくれる人が、私の開業当初はいなかったんですよ。
その結果どうなったかですが、実は私は開業1年目に不思議とでかい依頼を数件いただきました。数十万円単位の許認可です。
でも、私は法人嫌いを発症中だったこととと(笑)、専門性を絞っているから他の仕事をするとブランディング的にマイナスになると勘違いして全部断ってしまいました。
その結果、開業1年目は「赤字60万円」という収益をたたき出し(泣)
後にも先にも赤字だったのは、この開業1年目だけでしたが、しっかりと依頼されたお仕事を受けていれば、数百万円の黒字だったはずです。
せっかくの知識も勘違いして解釈してしまうとこういうもったいないことになります。
皆さんも本を一人で読んで、あるいは先輩に聞いた言葉をそのまま自分で解釈してしまっていませんか?実はそのあなたの解釈に成長を妨げる棘がある可能性があります。
玄徳庵では、そういう勘違いから生じる棘を抜くことで、あなたの悩みやトラブルを最小限に抑えるサポートをしています。
知識はたくさんあふれていますが、その知識を生かすには経験や助言者が必要なことも多いです。そんな助言をするのが玄徳庵のコンサルですよ!
よかったら1度だけ限定ですが3000円でのお試しコンサルがありますので、一度あなたの抱えている情報の整理を一緒にしませんか?私みたいな失敗をしないためにも、上手に活用してくださいね。
玄徳庵のブログやYouTubeで取り上げてほしい相談はコメントメッセージかお問い合わせページから送ってきてくださいね! ■お問い合わせはこちら <玄徳庵の授業> 玄徳庵の授業は段階別に、基礎トレ・中トレ・上トレの3コースがあり、すべてのコースが半年間コンサルと併用して授業を行うスタイルとなっております。 しっかり学び、コンサルを通じて実践できる。生きた学び舎ですよ ■基礎トレ講座(初心者向け総合) ■中トレ講座(利益アップ特化) ■上トレ講座(メンタル・人間力特化) ☆Cクラス(月一回の読書勉強会クラス) ☆Dクラス(週一回の有料メルマガクラス) <玄徳庵のコンサル> 玄徳庵のコンサルは3クラスに分かれています。 ■Aクラス(おすすめ・基本) ■Bクラス(安い・気軽) ■Sクラス(がっちり) ※法人さん向けのSSクラスが別途ございます。 <玄徳庵とは?> 奪い合い・騙し合いの競争社会から抜け出し、笑顔で働ける。笑顔で過ごせる人を日本に増やしていくことを目標に活動している起業塾です。 <阿部こうめいとは?> 経営者さんの成長を妨げる棘を抜く『刺抜きコンサル』を自称する教育者(コンサルタント)。20代の時に行政書士事務所所長・学習塾講師を経験し、本当に悩んでいる人の悩みを解決したいと曹洞宗のお坊さんになった変わり者。見た目が厳ついけど「カプセルトイ」などかわいいものが好き |