新人行政書士がよくやるお客さんの都合ではなく、自分の理想を押し付ける間違った実務

こんにちは。無理せず起業塾塾長の浩明(こうめい)です。無理せず起業塾、今日もよろしくお願いします。

さて、うちの講師陣に開業10年前後の行政書士たちがいるのですが、彼らが生徒さんの発言でめちゃくちゃ怒るときがあります。

その時は、私がなだめるようにしているんですが、たいていその怒られた人は、1年持たずに廃業している人が多いです。

結局無理せず全体でも問題行動をし、自分は悪くないと言い張って辞めていただくパターンが多いんですが…。この生徒さんたちに共通していることがあります。

それは、「自分のことばっかり考えて、お客さんのことを考えられていない」ということ。

たとえば、私は現役時代、お客さんが何を望んでいるのかを徹底的に探るためにお客さんとのコミュニケーションを増やしていきました。

それは、お客さんが本当に依頼した書類を作ることを望んでいるとは限らないから。

例えば、「会社の設立」をお願いします。と依頼したお客さんの話を聞いてみたら、会社設立をしなければ独立できないと思い込んでる人もいました。

あるいは、借金をするから公正証書を作ってくれと言われましたが、その借金は明らかにしてはいけないもので、もう一度考え直したほうがいいです。と、アドバイスしたこともあります。

つまり、私が、自分のことだけを考えて書類を作りさえすればいいや。と思うのであれば、それもできたわけです。でも、それは、お客さんを不幸にする行為です。

お客さんが何を望んでいるか?ここを軸に考えるというのがとても大事だと私たちは考えているんですね。

ところが、新人さんは、「自分は行政書士としての誇りがあるから、行政書士っぽいことだけしたい」と突然主張し、お客さんの都合なんてお構いなし。

突然とんでもない要望をお客さんに出します。

待って!!!それ、お客さんが望んでいることじゃないから。

そういうことを平然としてしまうわけなんです。

まぁ、私も開業1年目とかは、そんなこと考えていた時期もあったので、偉そうなこと言えませんがやはりここから抜け出すことが、一番最初の難関なのかなとも思います。

なんやかんや言って「お客さんファースト」であるのは商売の鉄則なんです。

私も昔、それができない士業の方と組んだ時に、「ふざけるな!!!」とキレてしまって、そのあと2度と仕事を振らなくなりました。

お客さんがどうしたら喜ぶか?それを最初はしっかり考えることを忘れないでください。

あなたのこだわりは、そのお客さんの望みを最優先して、提案しながら、可能な限り実現していく。それが正しいバランスなんですよ。

そういえば、塾とかでもあったな~。生徒が頑張るように指導するのではなく、自分が理想とする教育をやるためだけに子供たちに変な習慣を強要する塾講師が。

まぁ、予想通り、どんどん生徒数減ってましたがね。少子化を理由にして正当化してましたが、明らかにそれが原因なんだけどな~。と思って聞いてたことあります。

どの業界にもあることなんで、注意が必要ですよね。

 

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