こんにちは。こころ豊かに働く人を増やすお坊さん!無理せず起業塾、塾長の阿部です。
さて、無理せず起業塾の生徒さんの活躍が最近色々とみられるようになってきたところなんですが、そんな中、どうしても結果が出始めると経営者の方との付き合いが濃くなるのが士業。
そして経営者の方の悩みとなると、「お金」「人」というのがどうしてもトップに来るものになります。
そういえば、その2つをしっかりとサポートする社労士さんになりたいということで、無理せずの小川さんが、いま、一生懸命介護施設さんなどに顔を出して勉強させていただいています^^
現場の声を少しでも手に入れていきたいという立派な心掛けでもあるので、こういう姿勢を他の生徒さんたちにも見習ってほしいなと思います。
さて、そういえば、お金ということで思い出したのですが、社労士さんの業務の中に「助成金」、行政書士さんの業務の中に「補助金」という業務があります。
事業者さんのお金の悩みを軽減する一つの技にもなるこの2つの武器。
それを扱っている士業の方から最近よく耳にするのが、「知識のないコンサルタントが無茶なことを言って経営者さんに助成金を薦めている」という噂。
まぁ、こういう噂は、どの業務でも、どの業界でもあるので、真偽のほどは何とも言いませんが、そういううわさが流れていること自体、ちょっと考えなければならないところはあるんじゃないかなと思うんです。
特に助成金は、ほぼ社労士さんの独占業務に近いのではないかと私は認識しているんですが、そこに胡坐をかいていると、いつ、その既得権益を奪われるか?世の中の動きは速いので、うかうかはしてられないと私みたいな人は思っちゃうんです。
カンタンに言うと、たとえ助成金分野が社労士独占業務じゃなかったとしても、やっぱり社労士に任せると安心だよね。という状態や、社労士以外に頼むってありえないよね。という状態にしないといけないんですね。
これは、私、社労士さん以外の士業にもよく話をしています。
資格で守られているからと安心していると、いつ、その資格の効果が変わるかわからないですしね。今の状態が、一生続いて守ってもらえるなんてことは世の中あり得ませんから。
ということで、そういうコンサルさんに対し、私は、口で攻撃をしているのではなく、その人たちが助成金に関われないように、どんどんお客さんのために、動いてあげればいいのになと思う感じです。
さて、そんな主張は置いといて、では、世の中にたくさんの経営者の方がいるのに、あなたの周りで助成金や補助金の相談が発生しない。その理由は何なんでしょうか?
お金の問題は、みんな抱えているので、真っ先に依頼が来てもいいのに、それが全く来ない。
この時に、「どうせ助成金を扱っている社労士は、インチキ臭いことを言って経営者を口車に載せて依頼とってるんだろう」なんてことを思っていたら、あなたは何も変わりません。
だって、たとえそうであったとしても、そもそも、あなたの周りの経営者さんたちが、助成金の話も補助金の話もふってこないということは、原因は3つのどれかなはずです
- 助成金や補助金のことを知らない
- 助成金や補助金を怖いものだと思っている
- 人の金は頼らないというカッコいい経営者
この3つのどれかが原因なんだと気が付ければ、実はあなたが、補助金や助成金のお仕事をもらうことは、比較的簡単になります。
だって、この3つのどれが原因で、その社長さんが助成金や補助金を活用しないのか?ということが見えてくるからですね。
もし、3番ならカッコいい経営者ですから、困っている状況などでなければ、あんまりしつこく助成金などは勧めない方がいいです。
その一方、1番の知らないということであれば、教えてあげればいいので、「今年はこんなものがあるんですよ」というように、定期的に伝えてあげればいい。
この1番はやっている士業の方は多いですね。
さて、問題は、2番の「お金への恐怖心」がある方たちです。
実は日本人は案外ここが一番のネックなんではないかなと私は思うんですね。お金の援助が受けられる?返さなくていい?絶対詐欺でしょ(笑)と、思っている人かなり多いと思います。
実はここまで話しておきながら、私はコンサルとしては助成金反対派です。
というのも、しっかり経営の経験が身について、お金の感覚が養われているならいいのですが、生半可な状態で助成金をあてにする経営になってしまうと、それ以降の成長が止まったり、助成金をもらうための事業展開になったりと、本末転倒になりかねないから。
ちょっとケースは違いますが、農家さんの減反政策とか、結局そういう方向になってしまったわけですよね。減反をして補助金をもらうのが目的になると、それに甘えて成長をしなくなってしまうわけです。
そういう方向に会社さんを持っていく可能性もあるのが、「助成金・補助金」の仕組みの怖いところでもあるので、私は、「自力で稼げ~」と言ってしまいますが(笑)
ですが、逆に言うと、そういう怖さも知っている社労士さんとか、行政書士さんとかがしっかり計画的に「助成金や補助金」の使い方までサポートするとなると、話は変わってきます。
たとえば、こんな風に。
助成金をもらうことが怖いと感じている人も、その不安を解消できるように、使い方もしっかりとまとめてサポートをする。
さらに、何に関してもではなく、「人を育てるため」という分野に特化することで、人を本気で育てたい人のためのお金の悩みを解決するプロとしてうごく。
助成金って基本雇用のためだから人育てというと全部じゃん!と思うかもしれませんが、お客さんは補助金も助成金もごっちゃごちゃですから、そうやって伝えるのが大事なわけですね。
これだけでも、だいぶ安心感が違うと思うんですよね。
小川さんの場合は、助成金メインではなく、あくまでも、「従業員さん育成」がメインで、そのために必要な資金の援助になればと助成金を扱われているだけなので、そういう意味でも、助成金だけの、「お金をとってくるだけ」の方より安心感があります。
ということで、今回、生徒さんのHPに載せる広告作りの手伝いをしたので、せっかくなんで、作りながら私が思ったことをつらつら書いてみました。
お客さんはとにかく不安なんです。
その不安をしっかり解決してあげる。そのために自分は何ができるのか?これはどの業務でも同じ。
しっかり一度考えてみてくださいね。
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