こんにちは。玄徳庵の阿部です。
さて、私が行政書士開業当初に一番最初に考えたのは、『結婚後に自分が死んだらどう家族を守るか』ということでした。
自分が今食えるようにもなっていないのに、先のことばっかり考えやがってと、笑われてましたが、そういう風に考えることができていたので、今のような世の中が来ても、動じることなく事業を進められています。
人には終活を進めるのに、自分がそのリスク管理してないなんてびっくりな行政書士にならないようにしっかりと、一度考えてみてください。
今回のコロナウイルスのせいで、元気な人が心の準備もできずにあっという間に亡くなってしまう恐怖というのを改めて実感させられましたね。
人は、生老病死から逃れることはできないし、一秒後に死んでしまう可能性もあるということを心がけて生きる必要があるんですが、とはいえ、そんな緊張感だけで生きていくなんて難しいですからね。
でも、今回はそれが身近に迫ってきたわけですね。
だからこそ、今一度考える必要があることがたくさん出てきます。
たとえば、自分が死んだあと、どうすべきかということでしょうね。
自分が死んだ後ですか?
私は、お寺に生まれたから、余計にその危機感があったんだけど、『住職』がなくなるとお寺って残された家族は追い出されるんだよね
奥さんとか、お子さんがいてもですか?
そうしないと、次のお坊さんが来てくれないからね。
前のお寺の家族の面倒見てね。っていっても、嫌がる人が多いでしょ?
そうなると、追い出されちゃうと思った方がいい。
そうなると、家族は、お父さんだけでなく住む場所も何もかもを失うことになるんですね。
そういうことなんだ。
そしてこれが、『資格が必要な仕事』をやるものの宿命でもあるのね
ど、どういうことですか?
たとえば、行政書士が突然死したとします。
そうなるとその行政書士がやっていた仕事や顧問先との契約はその瞬間に他の人に渡さなければなりません。
なんで?家族とかが手伝っていたら、仕事引き継げそうじゃないですか?
誰かが、『行政書士』の資格を持っていたらね
!!!
だれかが、行政書士の資格を持っていれば、そのまま引き継げるので何とかなりますが、誰も資格がないなら、能力があっても、仕事はやってはいけません。
あ……
つまり、今まで努力して築いてきた顧問先との関係や、お仕事などは、全部なくなることになります。まぁ、上手な受け渡し方もありますが、手を打ってなかった場合は、アウトですね。
結構、そう考えると怖いですね。
そのあたり、気が付いていない人が多くって、本当に怖いなと思うことがあります。
ちなみに、こうめいさんはどう対策練ったんですか?
まずは、結婚する予定だった人に行政書士試験を受けてもらったよ。
その上で、行政書士資格がなくても継続できる業務への事業拡大を常に意識して仕掛けていた感じかな
行政書士の仕事は受け継げなくても、行政書士以外の仕事は受け継げますからね。
もちろん、共働きで、行政書士の仕事に奥さんがノータッチなんてやり方もいいけど、少なくとも自営業は死後の整理のしかただけは共有しておかないといけないよね。
そんなこと一生懸命考えたけど、こうめいさん独り身ですけどね
まぁ、そういうこともあるよね~。
ということで、行政書士などの資格業が兼業をするというのはこういうリスク管理の側面もあるということをおぼえておいてください。
案外、自分のことしか考えてない行政書士さんは多く、自分が80歳まで生きてて当たり前。みたいな顔して働いている人がいますが、今回のコロナでもわかるように、それは当たり前ではありません。
だからこそ、最初から、リスク管理ということを、ぜひ念頭に置いておいてくださいね^^
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