こんにちは。あなたとあなたの会社の成長を妨げる棘を抜くコンサルタント玄徳庵のこうめいです。
開業するときにどこにいくらかければいいのか?ということで悩む人は多いと思います。
今回はそんなお金のかけ方の失敗事例ということで、こんな話をしようかなと思います。
これは私の友達の行政書士の体験談です。
その行政書士さんは経費削減を考えて固定電話を入れずに行政書士事務所を立ち上げました。当然ですが、お客さん対応は携帯電話。ですので、HPにも、名刺にも携帯の番号を載せていたんですね。
最初の頃は特に不便なく、仕事ができていたので何も感じなかったそうです。
しばらくして人を雇うことにしたので、固定電話ないと不便だなと感じたその行政書士さんは固定電話の電話番号を取得して、改めてお客さんに固定電話の番号を伝えて回ったそうです。
その時に何社かの社長さんから言われたのが、
「電話導入したんだね。いや~。今だから言うけど、最初携帯番号しか乗ってない名刺を見たときには、この人本当に信頼していいのか悩んだんだよね~。やっぱり固定電話の番号があるのって信頼度違うでしょ?」
今まで全然気にしていなかった行政書士さんには衝撃的だったらしく。
そんなことを言われ、初めてお客さんにたまたま恵まれたから自分は携帯だけで乗り越えられただけで、固定電話の番号がないって不信につながるんだって気が付かされたそうです。
これは10年ほど前の話なので、今だとそこまで気にする人はいないかもしれません。
でも、地元の人からすると「この地にきちんと根付く覚悟があるんだ」というのは、固定電話の電話番号かどうかでも見られている気はするんですよね。
それに、携帯だけだといつ廃業されてもおかしくないように感じる人もいるでしょう。
つまり、携帯電話だけでも仕事はできるけど、不利益はやっぱりあるんだよというのはしっかりと知ったうえで固定電話を持たない選択をすることが大事です。
一人事務所だと外出が多いから固定電話はとれないんだよね……。
そういう気持ちはわかります。私も一人事務所でやってきた人なので、固定電話はとれないしなぁ~。と悩んだこともありました。
とはいえ、今は電話加入権も安いですし、転送サービスも充実してますから、固定電話を購入してその電話を転送にしておくことでこの問題は解決するんですよね。
ただし、ポリシーとして固定電話を廃止しているなら話は別です。
私は行政書士人生の後半…だいたい6年目過ぎたくらいから電話番号の公表をそもそもやめました。
顧問先や仲間の士業にしか電話番号を教えず、基本はメールとチャットワークでやり取りをする形に統一したんですね。
これは、電話対応をしていると仕事がどう考えても回らなくなってしまったから。
最初のころは電話なるのうれしかったですが、仕事が増えてくると申し訳ないことに電話が鳴るのが怖くなってきます(笑)
しかも、電話がお互いつながらず、何度も折り返し電話することになったら時間がめっちゃ無駄ですよね?ましてや、聞き洩らしとかも生じます。
その点、チャットやメールなら時間があるときにいつでも見れるし、しかも聞き間違いなどもありません。
だから電話番号を公表しないという不利益を覚悟したうえで電話番号の公表をやめました。
実は今も、私電話番号公表してませんが、電話はトラブルが発生しやすい連絡ツールだと考えているからです。
電話番号の公表をやめてから電話に振り回される人生ではなくなったのが、私にとってはありがたい気持ちでいっぱいです。
こんな風に明確に不利益を受け止めてでも、自分が貫きたいスタイルの理由があるなら固定電話を用意する必要もないですし、何なら電話番号の公表もいらないかもしれません。
でも、そうじゃないのであれば固定電話の番号は持っていた方が何かと便利。
ということで、もし固定電話を用意しようかどうか悩んだらとりあえず設置する方向で考えてみるといいんじゃないかなと個人的には思うんですよね。
ということで今日はここまで。
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