開業1年目に1000万円以上稼いだ社労士が3年で廃業寸前になった話

こんにちは。『信頼集客の伝道師』玄徳庵の阿部です。

今、玄徳庵では信頼集客のうち『人柄力』を鍛えるためにリベラルアーツ型の教養を身に着けてもらおうという試みに取り組んでいます。

仕事に直で関係ある情報もいいですが、仕事には一見関係ないような情報を学ぶことで、人間力は鍛えられます。

だから、玄徳庵では皆さんに、楽しく広く教養を伝えていけるように、今頑張ってますのでそんな頑張りを見せているYouTubeチャンネルの方も応援よろしくお願いします^^

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開業当初いいスタートダッシュを切れたからといって、その経営者が本当の愛され社長や幸せな経営者になれるかはわかりません。

実は、信頼集客を無視し、自分の利益を追い求める起業のスタイルをとった社労士さんのこんな話が実際にあるんです。

この話自体は、また聞きなので正しい情報はわかりませんが、実際こういう事例はよくありうる話なので起業するときは、しっかり頭に入れておいてください。

とある社労士さん。

この社労士さんはもともと社労士事務所で勤務していた社労士で、事務所の所長と喧嘩別れしたことをきっかけに独立することになりました。

その時、この社労士さんは、禁断の手法を使ってしまったんです。

それは、働いていた社労士事務所のお客さんの引き抜き。

自分がかかわっていた会社さんたちに自分の独立を伝え、今までの事務所よりも安く仕事をしますと、お客さんをごっそり引き抜いてしまったんですね。

お客さんたちも安くなる上に知り合いの社労士さんなので、それに応じてしまい、あっという間に顧問先が増え年収は楽に1000万円を超えたそうです。

ところがここから問題が起こります。

彼は社労士のプレーヤーとしては一流だったかもしれませんが、経営の経験がなかったんです。

実はプレーヤーとして求められる能力と、経営者として求められる能力は全く異なります。つまり、今までプレーヤーとしてやってきたことが、ことごとく経営者としてはダメな手になることも珍しくないんです。

上手くいかない経営と、今までの自信から生じたプライドから、焦りまくった社労士さんは、どんどん顧問先の信頼をなくす手をうってしまいます。

時間を守れなかったり、約束を忘れていたり、その一つ一つは本人にとって些細なことだったかもしれませんが、それは引き抜きを書けられたお客さんの信頼を壊すには、あまりにも大きな失敗でした。

お客さんたちの怒りが形に出たのが2年目のとき。

どんどん顧問先の社長さんたちが、契約の更新をせずに解除を申し込んできます。

慌てた社労士さんは、莫大なお金をかけて広告をガンガン打つことにしました。

そのおかげで、何とか新規客が増えたのはよかったんですが、結局は、信頼関係を作ることができず、新しいお客さんが来れば来るほど評判を落としたそうです。

その結果、売り上げは激減。

3年目には、もう最初の見る影もなく、廃業するしかない状態になってしまったという話でした。

さて、この社労士さんの問題点は何かわかりますか?

まずは、最初の引き抜きの時点で実は自分の信頼を見誤っているというところなんです。

結構優秀なプレーヤーに多いミスなんですが、『会社の看板の信頼』を『自分の信頼』と間違える人って結構います。

確かにあなたは、プレーヤーとして優秀かもしれません。

でもお客さんは、あなたの魅力ではなく会社の看板で集まってくれていることを忘れてはいけません。

まぁ、本音を言えば、引き抜かれる会社側も信頼集客戦略が甘いのですが、もし、信頼集客がしっかりできている会社からの引き抜きなら、お金ごときで引き抜かれたお客さんはその後も同じことを繰り返すので、会社としては面倒なお客さんが抜けてくれてよかったと喜んでるかもしれません。

つまり最初の時点で、『値引き』という禁断の手に出たこと。

そして、自分の信頼を過信し、古巣の信頼をなくしたこと。

この2つがそもそもの大きな間違いなんです。

経営者には経営者ごとの色があります。たとえば、玄徳庵にいる生徒さんが他のコンサルに行ってそのまま上手くやれるかというと恐らくうまくいきません。

これは、玄徳庵には玄徳庵の色があるからです。

同じように、私のテクニックをそのまま盗んでも、残念ながら形はマネできても本質はマネができないのです。

きちんと成長した会社なら、そういうカラーというのがあり、それが『会社の人柄』として、お客さんの信頼に貢献しています。

だからもし引き抜こうとしても、そういう「会社の人柄に合わない」お客さんしか引き抜けないはずなんですね。

そうなると、最初に言ったように厄介なお客さんを抱えることになります。

その上で、自分がまだ経営ポリシーも決まっていない状態なわけですから、独立した社労士さんには、残念ながら事務所の人柄は全くない状態です。

にもかかわらず、分不相応のお客さんを抱えてしまったことで、お客さんの要望と自分の成長速度が合わない状態になってしまいました。

本来であれば、独立した後、お客さんが自分からこの社労士さんを探して古巣から移転してきてくれたならこういうことが起こらなかったはずです。

最初から、古巣に喧嘩を売り、安売りという一番やってはいけない。信頼関係を作る前に、お客さんにニンジンをぶら下げて、釣り上げるという愚作の極みをやってしまった。

だから最初はニンジン欲しさに人は集まりましたが、安売りならこの社労士さん以外でも誰でもできますから、あっという間にみんないなくなってしまったわけです。

一度事務所を移転する経験をしたお客さんは移転することに罪悪感を感じなくなるので、本当の信頼関係を作らないと、あっという間に抜けていくのは当然なんです。

ということで、あなたはこういうことしてしまっていませんか?

このしくじりは、挽回できないしくじりで、一度信頼をなくした人が再度信頼をつかむことはなかなか難しいんです。

だから、お金が入ってこないな~。集客に失敗したな~。という失敗はいくらでもしても取り返しつくんですが、この信頼に関係する失敗だけはしてはいけない。

目先のお金に飛びついて、こういう悲しい結果にならないように、あなたも、もう一度信頼関係についてしっかり考えてくださいね。

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