会社設立をやってます!とSNSで発信して炎上した行政書士は何がまずかったのか?【開業体験談20】

こんにちは。あなたやあなたの成長を妨げる棘を抜くコンサルタント玄徳庵のこうめいです。

行政書士になった以上気を付けるべきことは法令順守の精神。

そんなこと、こうめいさんに言われなくてもわかってるよ。と思うかもしれませんが、最近行政書士法すら読んでいない新人行政書士さんを見かけることがあります。

法律をあつかう仕事をするのに、自分の仕事の根拠になっている法令を読まないというのは言語道断ですのでしっかり読みましょうね。あと、業域を知りたければ「他士業の法令」も読むというのが基本です。

弁護士法・司法書士法・税理士法・社労士法などなど。目を通しておいた方がいいものはたくさんありますので、開業前にチェックしてくださいね。

ということで、よく新人行政書士さんがやらかして炎上させてしまっている「SNSやHPでの表現」のトラブルについて話をしていきましょう。

さて、毎年なんですが司法書士と行政書士がTwitterなどで大喧嘩をしているのを見かけます。

私が見ていて多いケースとしては、行政書士のSNSでの発言の上げ足をとり、司法書士がそれを馬鹿にして攻撃する。という構図が多いように見受けられるんですが、そういうことをしていた司法書士が今度は弁護士に揚げ足をとられて…みたいなダサいことが起こってます。

まずはこういうダサい戦いに参戦しないのが大事です。

だって、お客さんの立場に立って外から見ていると、SNS喧嘩している士業何て依頼したくない士業筆頭格

匿名だからバレないと思っていても、なんだかんだで身元がバレるのがネットの世界なので、そういう仲間と思われないために相手にしないというのが一番大事です。

私も、行政書士向けの開業講座をやっている人にSNSでめっちゃ煽られたことありましたが、相手にせずにいたら、そちらの方たちの方が評判を落とし消えていきました。そういうもんなんですよ。

でもね。これ、煽られる側の行政書士にも知識不足の問題があるんですよね。

というのも、私たちが行政書士で開業したときは、実は行政書士が弁護士法違反などでガンガン捕まっていた時代。私の周りにも、弁護士会から「HPの文言の書き方が気になるので来てください」と呼び出しを受けた行政書士もいます。

もう一度言いますね。違法行為をしたから呼ばれたんではなく、「HPに書いてある文言が気になるから」弁護士会に呼ばれたんです。

こういう事例をたくさん耳にするタイミングだったので、そういうトラブルに巻き込まれない対策というのを必死に最初にやりました。

最近そういう事例が減ってきているのか?私達が「これをやったら危険」と考えていたエリアに平然と入り込んでいってしまう人もいて、いやいやいや。と、ビックリすることが結構あります。

法律相談とか平然とHPに書いている新人行政書士さんを見かけると、目をぱちくりさせてしまいます。

行政書士は「書類作成に伴う相談」が行政書士法で認められているだけで、法律相談は原則弁護士さんのお仕事になるわけです。

だから本当に行政書士法は読んでほしいし、業域問題に首を突っ込まないようにどうすればいいかをしっかり考えてほしいんですよね。士業は他の業種以上に自分自身が逮捕されるリスクがある怖い仕事ですからね。それは忘れちゃだめです。

では、どういう文言が問題になりやすいか?

これなんですが、「会社設立やってます」「相続やってます」「離婚業務やってます」というのは注意書きなしに書いてしまったら、まずトラブルになると思ってください。

たとえば私の友人行政書士は、ツイッターで会社設立の勉強会に参加しました。といっただけで炎上しかけました。

これは司法書士が「会社設立の登記は独占業務で、行政書士は入り口の定款作成から公証人への認証作業までしかできない」となっているから。

つまり、行政書士がやっていいのは「会社設立に伴う定款の作成業務」であって、会社設立ではないんです。

同じように、行政書士が作れるのは「遺産分割協議書」「離婚協議書」であって、相続業務が全部できるような、あるいは離婚業務が全部できるような書き方をするとそこをつつかれる可能性があります。

だから、Twitterなどで書くときは、「会社設立の定款の勉強をしてきました」は問題なし。「会社設立の勉強をしてきました」はちょっと危険。ということになります。

でも、お客さんには、定款作成ではわかりにくいですよね?という素朴な疑問が当然あると思うんですよ。

そういう時には、注意書きを必ずする。

会社設立をパートナー司法書士さんと一緒にやってます!!

こうやって書いたら、誰もツッコミを入れられません。

まぁ、本来行政書士と司法書士が助け合って仕事するなんて当たり前ですから、こんな注意書きいらないでしょ?といいたいところなんですが、実際に司法書士業務までやっている可能性のある行政書士もいますから、自分には常識でも、他の人には常識じゃないかもしれません。

だから、語弊を招かないように書いておくんですね。

行政書士として長く続けるには、「お客さんに選んでもらう力」も大事ですが、それ以上に「自分の身をしっかり守ることができる力」を身につけることも大事です。

ガンガンお客さん集めて仕事してましたが、事件簿をしっかり書いておらず逮捕されました。なんてケースもあります。

自分のことをしっかり守ることも意識しながら仕事をしていく。行政書士として頑張るのであれば、これを忘れないようにしてくださいね。

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経営者さんの成長を妨げる棘を抜く『刺抜きコンサル』を自称する教育者(コンサルタント)。20代の時に行政書士事務所所長・学習塾講師を経験し、本当に悩んでいる人の悩みを解決したいと曹洞宗のお坊さんになった変わり者。見た目が厳ついけど「カプセルトイ」などかわいいものが好き

 

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