こんにちは。無理せず起業塾、塾長の阿部です。
私最近思うことが一つ。めんどくさがり屋の割には、私ってメモ魔なんですよね。
というか、記憶力が悪いのと、昔小説を書こうとしていたので、いろんなところでネタが浮かぶとメモ書きを残す癖があったんです。
それのおかげで、いまでも、『ああ、この頃って、こんなことで悩んでたんだな~』というのを思い出すことができます。
今、無理せずの全5巻のテキストを作ってますが、それの最終校正の段階に入って、現在、ペン入れなどをしています。
カキカキカキカキ。全部思い出して書いているつもりでも、案外いろいろ抜けているので、それを書き足して仕上げに入る形ですね。
このテキスト、今回は、スタートは5千円で販売しますので、リアルな行政書士生活を知りたい人は、楽しみにしていてくださいね。
さて、話は戻して、そんな作業中に、こんな過去のメルマガを見つけました^^
2011年10月『お坊さん行政書士の300万円から始まる相続トラブル』(配信終了)
こんにちわ。家族の絆を守る行政書士(当時)の阿部浩明です。
今日は、私が、実際にやってしまった恥ずかしい失敗話。皆さんが同じ失敗で悩まないようにメルマガの読者の方にだけこっそりお話します。
相棒「先日、失敗をしてしまったそうですが、どんな失敗をしたんですか?」
阿部氏「はい。書類の一文字に変換ミスがあったのに気がつかなかったんです」
相棒「つまり、誤字になってしまってるんですね」
阿部氏「書類のプロとして恥ずかしい話です」
相棒「その書類を作り直したんですか?」
阿部氏「それは無理なんです。遠方の親戚の方にすでに判子を押してもらってから、発覚したので、作り直すわけにもいかなかったんですね」
相棒「で、どうしたんですか?廃業??」
阿部氏「どうして、私を、廃業させたいんだい。弟よ・・・」
相棒「気分です!」
阿部氏「…廃業ならメルマガ打ってられないでしょ(笑)実は、そのようなことがあっても依頼人に迷惑をかけないように、私は、書類の全部に判子を2箇所もらうようにしています」
相棒「2箇所?」
阿部氏「訂正印を事前にもらうようにしてるんです」
相棒「銀行なんかでお願いされる『捨て印』ですね」
阿部氏「そうです。それがないと、書き損じなどが生じたときに訂正できないんです」
相棒「その捨て印で今回は助かったんですね」
阿部氏「依頼者の方の書き損じのために捨て印を取ったのですが、思わぬ形で使うことになってしまいました」
相棒「あなたも、遠方の親族との書類のやり取りには参考にされてください」
阿部氏「ただ、『捨て印』を押す相手は、相手が信頼がおける人のときのみにしましょう。勝手に書類をいじられる可能性もありますので」
相棒「難しい判断ですね…」
さて、このメルマガですが、驚くことに、無理せずを始める前の純粋な行政書士時代に書いてます。ですので、同業者の人に、こうやって教えるようになるなんて思っていない時代です。
この時代から、自分の失敗談を普通に話していたというのが、私らしいなと(笑)
皆さんの場合は、失敗談の出し方を間違うと、信頼を失うので気を付けてください。私はキャラクターの問題で、こういうのができただけですので。
さて、捨て印ですが、人によっては、押してもらわないのが正解だという人もいます。
ですが、お客さんは、私たちを信頼して、期間内に書類を完成させ、願いをかなえられるようにしてほしいというのが、一番の希望。
そうなると、その一番の希望を叶えるために、保険を掛けるのは、私はプロとして当然な気がします。
失敗談を書いてますが、私も捨て印を活用したのは、行政書士8年間で、片手で数える程度です。
それだけ、注意して書類を作っていますが、やっぱり、お客さんが失敗しちゃうこともあります。そういう意味では、やはり、捨て印は私はもらうべきだと思うんですよね。
最優判断は、プロであるあなたに任せますよ。
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