行政書士が依頼人宅にスーツにバッチでしっかり決めて何度も訪問したら怒られた話【開業体験談11】

こんにちは。あなたやあなたのお店の成長を妨げる棘を抜く『刺抜きコンサルタント』玄徳庵のこうめいです。

先日、アロハシャツでお客さんを訪問しとんでもないことになった話をブログで書いたのご覧になりましたか?ご覧になってない方はこちらです。

この話をご覧になった行政書士さんから『スーツで伺って失敗した事例もあるので難しいです』という趣旨のメッセージを頂いたので、その事例も今回はお話ししておこうと思います。

実は私は、「遺言の依頼」を受けたときはスーツを着ない。というルールを現役時代に決めていました。その理由となったのが、ある行政書士さんの体験談なんです。今日はそれをちょこっと解説していきます。

ある行政書士さんがある依頼を受けて地方の田舎集落に足を運んでいました。

特に紛争状態になる可能性もなく、話は順調に進んでいたのですが、あるとき依頼人から電話がかかってきたんです。

「先生……。実はお願いがあるんですが……。先生いつもスーツで来てくださるんですが、その……スーツで歩き回っている人が田舎って少ないので…変な噂が流れてしまっていて」

これは、田舎あるあるなんですが、集落の人というのは遠い親戚筋の集まりで固まっている地域も多く、ほとんど全員が顔見知りといった状態です。

そんな中、顔を知らない人がましてやスーツでバッチをつけて歩いているとなると、みんなが警戒して「あれは誰だ???」と噂になります。

そして、その人が定期的に依頼者の家に出入りしていると気が付くと、

「○○の家は、何か問題を起こして弁護士(一般の人は弁護士と行政書士の違いが判らないので知名度の高い方でうわさを流しちゃう)が出入りしている」

「あそこは、遺産でもめて相当喧嘩しているらしいぞ」

「いや、あそこの家は旦那さんが浮気をして離婚することになったらしいぞ」

なんて、あることないことのうわさが流れてしまいやすいんです。

その依頼内容がみんなに伝えてもいいような内容なら集落に伝えて歩けばいいんですが、行政書士が出てくるようなケースって、やっぱり周りには、知られたくないってケースが多いんですよ。

そんな中、「俺は法律家です!!」みたいな格好してあまりにも出入りをすると、そのあと依頼者さんがその集落で肩身を狭い思いをする。なんて状況を生み出してしまうこともあります。

だから、私は、「会社などへの出入りはスーツ」「そのほかの一般家庭への出入りはジャケットを羽織って『清潔に身だしなみを整えた人』」程度の格好で向かうようにしていました。

皆さんからすると不本意かもしれませんが、商売人は士業と付き合うことに偏見はない人が多いですが、一般の人からすると『法律家=できれば関わりたくない人種』という認識の人がまだ多いです。

嫌われてはないんですが、法律家を呼ぶというのは不幸になった時というイメージがいまだに強くあるんですよね。

これからの時代、ちょっとずつ変わっていくとは思いますが、そういう複雑な感情も読み取ってあげる必要があります。

だから、アロハシャツはダメなんですがスーツもダメな時がある。

これは知っておいた方がいいですよ。

身だしなみは相手に合わせて、相手が不安や不快感を感じないように整える物。その気持ちを忘れなければ、自然とそういう選択もできるはずなので、忘れないようにしましょうね。

ということで、皆さんからの「こんなケースもあったからブログにして!!」という情報提供お待ちしています^^

玄徳庵のTwitterやFacebookなどでも構いませんので、色々とあなたの体験教えていただければ嬉しいです。

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