こんにちは。こころ豊かに働く人を増やすお坊さん!無理せず起業塾、塾長の阿部です。
さて、前回の続きということで、今ここに私がたどりつくまでの10年のお話しを皆さんにお届けしていこうと思います^^
地元のマスコットサケリンのTシャツ着てみたっす(笑)特に理由はないけど、このキャラかわいくて、私好きなんですよね~。
いや、今回の本題には全く関係ないですけどね。
さて、前回私が行政書士をやめた直接の原因の話などをしていったんですが、まぁ、私のように「お金以外」で悩む人は案外少ないかもしれません。
というのも、やっぱり行政書士をやめたときも、馬鹿だな~。と言われましたし、そもそも私が独立したときも一応24歳で会社の幹部候補でしたので、これまた、馬鹿だな~。とは言われました。
うん。馬鹿だよ(笑)
というのも、私は仕事をお金を稼ぐ場所ととらえていません。というのも、人生そのものを私は、「修行」ととらえているので、自分がどんどん成長して、一人でも多くの人が笑顔になる方法が見つかれば、それでOK!
稼げるのも大事だけど、稼げればなんでもいいという発想はないんですよね。
だから、一緒に組んでいる税理士の福島さんなんかから、
「阿部ちゃんの人生は、本当に普通の人が体験しないようなことたくさんだよね。それ聞いてるだけで面白いもん」
と言われますし、大学の友人からは、
「阿部ちゃんの人生は、本にした方がいい。おもしろいから」
と言われるレベルの、へんてこな道を歩んできているところがあるんすよね。
まぁ、否定できないのが痛いところなんですがね。
普通、行政書士になってからお坊さんにのあろうと思わないし、会社で結果出してたらやめようとも思わないし、それでも、それを犠牲にしても進みたい道があるからしかその決断はできませんからね。
ある意味、そういう名誉とかに執着がないというのはありがたいことなんです。
さて、仕事を始めると、背伸びをしないといけない時期ってありますよね。この背伸びというのが非常に経営者にとっては大事でありながら辛いものでもあります。
たとえば、行政書士としてはじめて仕事をもらったときなんか、そんな不安をおくびにも出さずに、お客さんと話をしなければなりませんでしたし、ある程度経験を積むまでは、常に冷や汗をかきながら。でも、それを外に出さずに、仕事をしなければならない。
そんな日々の繰り返しになります。
もちろん、そんな緊張感が嫌だからと仕事を断ることもできますが、そんなことをしていたら、まず、仕事は来なくなりますし、結局はその勇気を出さなければ、いつまでも仕事ができるようにはなりません。
だから、とにかく背伸びをしないといけない。
とくに、20代の若造として行政書士で開業した私は、当時40代以上ばかりがほとんどだった行政書士の世界で張り合うには、とにかく強がらないといけない部分がありました。
実際のところは、そんな必要ないかもしれませんが、それくらいの強がりがないと生き残れない世界でもあるわけです。
これがね。50代くらいで人生経験豊富なら、前の職業を生かして行政書士の経験がなくてもいろいろ提案ができる。だから、背伸びしなくてもいいんですが、やっぱり20代の若造だと、そうもいかないわけです。
まぁ、ぶっちゃけバレてただろうけどね(笑)
ということで、今自分ができることを精いっぱいやりながら、初めての業務を終えたんですが、そのお客さんに喜んでもらえて、ありがたいことに、何件もお仕事を回してもらえるようになり、そこから、私も行政書士として何とかやっていけるようになっていったわけです。
こういう人と出会えるか?というのも、行政書士としてやっていけるかどうかの大きな分岐点なんだろうなとは思います。
今、無理せずの生徒さんから、ちらほらこういう声が出始めるようになってますが、まだ無理せずでは、こういう大きな援助をしてくださるお客さんとはつながれてないですからね~。
教育機関は、育てた生徒さんたちが活躍して成長してくれると、こういう縁が増えていくのですが、時間がかかるのがちょっと最初は難点ではありますよね。
さて、話は戻して、この当時の私は、とにかく、他の行政書士に舐められないように、お客さんに舐められないように必死でした。
こんな感じで、怖い雰囲気だしてましたし、もともと厳ついので、それを前面に出して、お客さんや同業者に会ってたんですね。
誰からも、開業1年目なんて思われませんでしたし、誰からも20代とは言われませんでした。
先ほど名前を出した福島さんなんかは、「阿部さんは、40代の方ですか?」と初対面の時に質問してきて、「私27才ですけど…」と言ったら、大爆笑されたことがあります。
それで仲良くなれたので、今があるのですが、食えてない時なんて、こういう勘違いした行動をしているもんなんですね。
さて、それが間違えだと気が付き始めたのが、お客さんと何回か話したときでした。
「阿部さんは、本当に優しく話を聞いてくれるので、安心して相談ができる」
「他の法律家にはない、安心感がある」
そんなことを言われるようになり、この時点でも、まだ貫禄のおかげか?と思っていたんですが、話をよくよく聞くと、「最初は怖かったけど」というおまけがつくことが多いことに気が付いたんですね。
あ、私怖い貫禄出しちゃだめなんだ。
そう気が付いたわけです。
そういえば、塾講師時代も、私は進んで「嫌われ役」をやっていたので、ベテランの先生にやめるときに、
「阿部ちゃんは、嫌われ役進んでやってくれてたけど、本当は誰より優しいんだからそれをやらない方がいい。無理して叱り役や嫌われ役やってるのが伝わってくるから」
と言われたな~。なんて思いだしながら、「そうか…私は今まで、見た目も怖いし怒る演技もできるから嫌われ役とか怖い役があってると思ったけど、ちがうんだ」と、お客さんに教えてもらって、気が付かせてもらったわけです。
そこから、私も、「優しく見えるためにはどうすればいいのかな?」ということの研究が始まり、今のスタイルが始まったんですね。
こういう風に、自分の評価って、実は自分一人だと大概間違ってるんだよね。
私も散々間違って、色々と失敗したからよくわかるけど、お客さんとかの話を信じるのがスゲー大事なんよね。
そして、せっかくヒントをもらったら、そのヒントを最大限にいくすためにどうやって見せればいいの?
ということに、全力注いで調べてみればいいわけだ。
工夫を考えてみればいいわけだ。
私も、仕事は今でこそ変わってるけど、どこの仕事をしていても、「怖い顔してるけど実は優しい」というのが、一番言われるところ。
そういえば、その後、応援で入った学習塾で仲の良かった生徒さんからは、「阿部先生怖い人だと最初思ってました」とやっぱり言われたもんね。
でも、そういう評価を何度ももらって、それが武器だって知ってるから、それを壊すやり方というのも知ってる。
だから、あっという間にその印象を破壊できるわけなんだよね。
私も最初の行政書士だからこういう風にふるまわないとだめ。という囚われに縛られていたら、たぶん3年持たなかったんだろうなと、今でも思うんだよね。
そこのところって難しくって、最初から、奇抜なスタイルで行くと、やばい人になっちゃうから、最初は堅い感じで無難にやってみる。
そこから徐々に壊して、自分のスタイルにしてみる。
これも、「守破離」の流れなんだよね。
ということで、まず最初は真面目に半年やってみるといいと思うんだ。そこから、徐々に自分のスタイルを見つけて壊していく。それによって、「あなただけの価値」というのが生まれてくる。
そうすると、お客さんが勝手に、あなたの仕事やキャラを決めてくれるんだよね。
私がコンサル始めたのもそうだし、さっき言ったキャラの問題もそう。お客さんが全部教えてくれたことを、大事に育てただけ。
そうすると、未来がだんだん見えてくるようになる。
そこに気が付けると、楽しくなるんじゃないかなと思うんだけどね。
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