終活事業を執り行う行政書士にキチンと勉強して欲しい、習慣や風習。法律以外を学べば、あなたは特別な存在になれる

こんにちは。無理せず起業塾、塾長の阿部です。

最近、お墓が要らない、お葬式がいらない、何々がいらない・・・そんなことをおっしゃる方が、都会を中心に増えてきているそうです。

確かに、今のお坊さんの業界などを見たり、葬儀業界を見たりすると、何のために葬儀をしないとだめなの?お坊さんのためじゃないの?何て思われてしまう行動をしてしまっている人もいるのかもしれません。

ただ、キチンとその地域や、その場所で受け継がれてきたものというのはそれなりに理由があり、それをキチンと理解した上で、否定をするのならいいのですが、多くの場合は、表面的な情報や、思い込みだけで批判してしまっている人が多いのが、残念なところです。

特に、終活分野に携わる法律業の皆さんには、キチンとそれぞれの宗派の考え方や、風習、そして、その地域の考え方というのを理解してから、仕事に取り組んでほしいのですね。

例えば、法事が何回もある。

ある方が亡くなられて、その後1周期、3回忌、7回忌・・・・50回忌といったように、長く法事が続くわけですが、これは、キチンと理由があるわけですね。

ところが、それを単に、お坊さんのお金儲けだ!!と言い切ってしまう人がいると、これまた、大変な話しになるわけです。

確かに、檀家制度崩壊から、お寺は非常に苦しいところが多く、全国の寺院の80%は副業なしでは、生計を立てられない、維持が出来ない状況のお寺だといわれています。お金がまったくなければ、もっと悲惨な状況になると思います。

それでもお坊さんたちが、バイトしながらでも守ろうとしているものがあるわけですね。

そのあたりはなんでなんだろうと、やはりアンテナを張ることで、『法律家としての目線でしかものごとを見れない嫌われ法律家』から脱却することが出来ます。

私自身も、相続分野をやっていた元行政書士ですから、色んな気持ちはわかります。ましてやお坊さんでもありますからね。両方の立場を知っています。

その上で、終活分野で考えなければならないのは、50年後のその方の子孫の思いや状況というところにあります。

例えば、子供に負担をかけたくないと家族葬を個人が用意しておいたことで、その後、他の親族から、『何だあの葬儀は!!』と、子供が怒られて、もう一度葬儀をやらなければならなくなった。

あるいは、家族葬ゆえに呼ばれなかった人たちが、ぞろぞろと、残された家族のもとに来て、お線香を上げに来るので、1年間、休日がほとんど潰れてしまった。

お墓を用意しなかったので、墓参りの時期になると、そんなに親しくない人たちまで、自宅に押しかけてお線香を上げに来るので、対応が大変になった。

そんなこともありえるということを、キチンと想定することが必要です。

そこまで想定した上で、そうならないように、こういう風にしておきましょうと提案できるのが、本物のプロであって、依頼者の言うとおりに書類を作るだけなら、行政書士ではなく、公証人だけで事足りることになります。

例えば、法事というのは、そのなくなった仏さんの縁を通じて、みんなで顔を合わせて、みんな元気でよかったね。と、その方をしのびながら、残されたものの、心の整理をしていく場でもあります。

そういうのを昔の人は、段階を踏んで、ゆっくりと心を癒していければいいとおもって、作っていわれているそうです。

つまり、基本は、法事やら含めて終活というのは、残された方の負担や不安を減らすために、昔の人が作った制度と、今の世の中の情勢を重ね合わせて、どうするのが、依頼者や、依頼者の親族、そして、依頼者の周りの人々の幸せになるか?

もちろん全員が納得なんて出来なくても、それでも、なるべく最善の方法を考えていく。そういう風に、努力するのが本当の終活のプロだと私は考えるんですね。

まぁ、そこから先は、各経営者の判断になるでしょうからあまり言いません。

ですが、このように、法律以外で考えなければならないことはたくさんありますが、そこを見てみぬ振りしてしまっている法律業は案外多いものです。

だから逆に、そこをキチンと学び、理解することで、他の法律行にはまねができない、唯一の存在になれるはずなんですね。

無理せずで、私が、法律以外のことを学んでください。という風に法律業の方に言うのは、こういう経験があるからです。

案外、法律家として優秀な人よりも、こういう周りの知識や業界の常識がある人のほうがお客さんは安心して仕事を回せます。

私が、実際に相続の相談をたくさんもらえていたように、あなたも、法律論だけでなく、他の知識というのも学ぶようにしてみてくださいね。

そういう知識の取得方法や生かし方なども、私がサポートしていますよ。

 

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