セミナー講師が悩む『セミナーに招かれたり、自分で開催するときに、 どのように報酬を決めていますか?』

こんにちは。無理せず起業塾、塾長の阿部です。

さて、セミナー講師などの先生業ですが、報酬の決め方というのが非常に難しかったりします。

というのも、形がないものなので、仕入れの値段などがなく、判断材料がないから。

さらに、内容のよしあしは、お客さんが決めるところもあるので、いろいろ悩むことも多いです。

ということで、今回は、料金の決め方ということで、メルマガに書いた過去の記事を公開しますね。

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それでは、今日の本題です^^

今日のテーマは、『セミナーに招かれたり、自分で開催するときに、どのように報酬を決めていますか?』です。

さて、開業講座のメンバーさんの中で、セミナーをやってみたいという方が、増えてきました^^そして、実際、実行される方も、増えてきています。

行政書士は、事務所で、かまえて待っていても、お客さんは来ませんので、とりあえず、失敗しても、行動してみるというのは、すごく大事です。

ですが、失敗も、続けてしまうと、自分の事務所を圧迫してしまうので、まずいわけです。

という事で、1度、自分で開催してみて、これじゃあまずいよな~。と感じることってたくさんあるんですね。これを、解決させるかさせないかで、その人の、成功までの道のりは、変ってくると思うんです。

今回は、実際セミナーにチャレンジされた方から、多くの人が頭を抱える、『報酬』についての質問が来ましたので、2、3回に分けて、お話します^^

今回は、『自分が主催するセミナーの参加費の決め方』について。

まず、セミナーには2種類のものがあります。1つは、『広報目的のセミナー』もうひとつが、『セミナー自体を売り物にするセミナー』

士業の多くがやっているセミナーは、実は、1つ目の、『広報目的のセミナー』なんです。

これは何かというと、相続セミナー、離婚セミナー、開業セミナー何でもいいのですが、セミナーを開催して、そのセミナーに参加してくれた人たちに、他のサービスを売るセミナーです。

無料で相続のセミナーを開催して、遺言を書きたい人を集めて、その遺言を自分で書くのは難しいと思わせて、依頼してくださいねというパターンに、持っていく士業の方は、多いようです。

私は、このやり方嫌いなんですが(笑)こういうやり方をしている士業は、いまだに多いようです。

本来は、『広報目的のセミナー』は、無料でも、分かりやすくお話して、この先生の話分かりやすいから、頼みたいな~。と思わせるのが、正しいやり方なのですがね。

話は戻して、このような、『広報目的のセミナー』は、人数を集めることが目標ですので、会場費用さえ、確保できればいいと割り切って、500円とか、1000円とかで、開催することも出来ます。

また、私が最初、5000円以下でセミナーを開催していたのは、お客様の声と、セミナー開催の写真を集めるのが、目的でした。

ここでいただいた、お客様の声と、セミナーの写真を、フルに使うことによって、他のお客さんを集めるという作戦でしたので、これも、『広報目的のセミナー』ですね。

一方、セミナーで、収益を出したいときには、ある程度の料金をいただかなければなりません。

そして、ここで、皆さんに、頭の切り替えをして欲しいんですね^^

「私のセミナーは、いくらの価値がありますか?」という疑問を持つ方がいると思いますが、あなたのセミナーの価値という風に考えていると、なかなか、料金は上げられません。

そうではなく、1万円なら、1万円と決めて、その料金で満足してもらうためには、どうすればいいのか?と考えるようにしましょう。

お客さん目線は大事ですが、お客さんには、セミナーの準備の大変さは、まったく見えていません。

例えば、DVD講座にした『大阪セミナー』は、準備に、2ヶ月かかっています。

それを考えたら、60万円の利益が出ないと、本来の事務所経営としては、赤字です。

でも、お客さんに、そんなことは関係ありません。だって、そんな苦労は、見えないのですから、仕方ないんですね。

スーパーに行って、一本150円の大根を見て、高いな~。と感じるのは、農家の人の苦労が、お客さんには、イメージできないからです。

それと同じわけですね。

だから、お客さん目線で、考えるだけだと、セミナーの料金にしてもなんにしても、上げられなくなってしまいます。

そこで、発想を逆にするんですね。セミナーで、いくら稼がないと、赤字になる。であれば、1人いくらに設定する必要がある。それでも満足してもらえるために、どういうことをすればいいか?

こうやって考えていく目線も大事なんです。

こうすることによって、実は、セミナーのレベルも上がっていきます。すると、高い料金でも、『良かったー』と、言ってもらえる、セミナーになっていくんですね。

ですので、自分でセミナーを開催するときには、まずは、セミナーの目的が、『広報目的のセミナー』なのか、『セミナー自体を売り物にするセミナー』を、決めてください。

そのあとは、自分で、しっかり料金を決め、その料金に見合うだけの、準備を重ねて、満足してもらえる、質のものを作り上げていく。

それが、セミナーの、運営の基本ですよ^^


無理せず起業塾の基礎テキストの第4巻『あれ?仕事はあるのにお金がない』のテキストでこれは語るのですが、とにかく報酬決めというのは大事なポイントです。

これが決められなかったり失敗すると、どんなに頑張っても、利益が出ない経営者になります。

だから、キチンと報酬の考え方というのを身につけてほしいんですね。

ただのいい人で終わらない。あなたもお客さんも幸せになるための起業を考えてくださいね。

 

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