【ここだけの話】私が行政書士開業から、お坊さん、そしてコンサルタントを開始する決意をするまで

こんにちは。無理せず起業塾、塾長の阿部です。

先日、私が無理せず起業塾のスタートをしたから、現在のスタイルにたどりつくまでのお話をブログ記事にまとめました。

ということで、今日は、私の開業当初から、無理せず起業塾の前身、無理せず開業行政書士講座を立ち上げ、そこから、コンサルタントとお坊さんになるまでの歩みを簡単に紹介しますね

■行政書士を目指すきかっけは、ほんの軽い気持ちから

さて、私は行政書士を目指したのは、2003年のころ。この年は、大学2年生になるときでした。

私の大学は、二松学舎大学という、東京近郊の方は知っていますが、全国的には知名度の低い大学。あ、国語の先生などには、有名な大学です。古典や漢文をメインに学ぶ学校ですので、ちょっとマイナーな学校の部類に入るんですね。

その分野では、かなり有名なんですがね。

さて、そんな大学生活の中、全く関係ないというか、全く興味もない法律の勉強を始めたのは、シンプルに就職難の当時手に職を付けないといけないという単純な思いからでした。

正直、行政書士がどんな資格か?どんな仕事かもわからず、でも、法律家としてスタートの資格だよ!という本屋さんの触れ込みを信じ(笑)問題集とテキストを買ってきたんですね。

元々、社会家系の勉強は好きだったので、法律の勉強は苦痛ではなく、むしろ好きでしたので、趣味程度の気持ちで続けていました。

そんな状況ですから、当然試験は不合格。そんなに世の中甘くないなと(笑)

ですが、試験結果が実は一般教養で足切りされなければ、合格ラインに到達していた悔しさから、私は絶対にこの資格を取ってやろうという風に、心に誓って、挑戦を繰り返すんですね。

まさかこの当時、これから合格率2%時代が来るなんて夢にも思わずに(泣)

■毎日大学でも、自宅でも、ずーと六法全書を読んで問題を解く日々

私は実は器用なタイプではないんですね。

どちらかというと、物量戦の経験で、全部を乗り越えるタイプ。

だから物量戦で戦いを挑みましたが、大学生活で行政書士試験受験3度失敗。さらには司法試験にもチャレンジして失敗という状態。

大学生活、ほぼ行政書士につぎ込んだんですがね~。

さて、どうしたものかと、就職する気のあまりなかった私は、行政書士の試験に受かるまでと、学習塾で働くことにしたんですね。

行政書士浪人生活スタートです。

■初めての社会人経験、はじめての教育現場

さて、ここから社会人一年目として、塾講師としての人生が始まります。

そしてこの塾が、超ハードでした。

徹底的に鍛え上げられる。そのおかげで、教育者としてのスキルや、人の話を聞く力、電話がけのスキル、営業トーク、その他もろもろ身に付いたんですが、そのせいで勉強する時間が全くない。

そんな中、教育現場の楽しさが分かってきて、このままここで働いてもいいかな?なんて思っていたときに、突然の騒動があり、あれよあれよという間に、会社を追い出されることに。

最終的には、よくわからないんですが(笑)人間関係が原因だったみたいで、まだまだ、人を見る目や、リーダーシップ力が足りなかったんだなと、この時痛感して、その後私は、『人』に着目した経営者になっていくわけなんですね。

ということで、25歳にして、会社出ていくことになり、さて、どうしようかなと考えたときに、もう一度行政書士を真剣に目指してみようと決意したんですね。

■決意から1年での合格。そしてその年に26歳での開業!

さて、私が塾で働いてよかったのは、生まれて初めて学校以外の教育機関で働いて、そこで、子供の成績を上げるために真剣に学んだので、自分の勉強の仕方も、身についていたんですね。

おかげで私の不合格の理由もすぐにわかり、その年の試験では、無事合格!

その年の5月1に続けで、千葉県柏市に『阿部行政書士事務所』を設立します。当時はお金もなく、6畳のアパートでの開業という状態でした。

ただ、私がここまで、行政書士試験に苦労してよかったなと思うのは、ここまでに、たくさんの情報を仕入れていたので、行政書士がどんな仕事か?行政書士が食えないといわれていることや、誰も実務を教えてくれない事などを知っていたということ。

つまり、開業当初から、誰の力も借りずに、一人で、生き抜いていく覚悟が出来上がっていたんですね。

それがあったから、結構大変な目に会っても、生き抜いてこれたんだと思ってます。

■お金がないから副業行政書士からのスタート!

まず私が開業してすぐに考えないといけないのは、お金の問題でした。

開業してすぐに、行政書士未経験で、経営も未経験の私が、食べていけるほど甘くない業界なのは知ってました。

そもそも勉強することもいっぱいですから、最初の1年は、経験の年という位置づけで、とにかくいろんなことにチャレンジする。

そしてお金はバイトで稼ごうと、経験のある塾業界でのバイトを開始、昼は行政書士、夜は塾の先生という2足のわらじで、生活がスタートします。

当然。広告も何もかも、お金を極力かけずに、最大限の効果を出すには?ということを常に考えて行動したので、その経験が、今の、お金をかけずに起業はできるんですよ!というアドバイスの原点になっているんですね

■最初の相談は交通事故、最初の業務は遺言作成意外と仕事が来た1年目

と、思っていたんですが、実は意外と行政書士業務のお仕事の依頼は私は飛び込んできました。

最初は交通事故の相談から、そして初の辞任業務は遺言の作成。

領収書の処理の仕方や、委任状の書き方など、わからないことがたくさんあり、四苦八苦しながらも、本屋さんや、役所を駆けずり回り、お金を払って先輩士業に教えたもらいに行ったりと、まぁ、なかなか大変でした。

そんな中、私の相談で一番多かったのが相続。

ということで、ここから相続専門の行政書士としての人生がスタートするんですね。

■仕事は来たけどまだまだ足りない…コンサルに入塾

さて、そんな走り回る経験をして迎えた2年目。ここまでくると少し、業界のことも見え、自分に何が足りないかもわかってきます。

私に足りないものは、『集客の知識』そう思った私は、集客コンサルの門を数件たたきます。

その結果たくさんのお金は払いましたが、ここだ!というコンサルの先生を見つけて、そこで勉強。3カ月で、ブログ集客に成功。その先生の本で成功例として紹介されるくらいには、実績を出せるようになりました。

そしてそれと同時に、名刺やほかのツールの勉強も開始。

これは独学でしたが、集客のテクニックは、基本どこででも応用が利くので、ブログで集客できれば、広告でも何ででも集客できるようになります。

そんな基礎力を付けてくれたコンサルのおかげで1年で、きちんと利益を出せる行政書士になったんですね。

ところが問題はここからでした

■たくさんの仕事をこなすうちにだんだん心を闇が覆ってくる

さて、開業から3年目。実は私は、外の誰にも言っていない葛藤を抱えるようになります。

集客もできるようになり、それなりに信頼度も上がり、同業者からも仕事の相談が来るくらいになっていましたが、だんだん仕事が手につかなくなっていったんです。

その理由は、『依頼者さんの闇を吸いすぎた』ため。

これは、依頼者の気持ちに寄り添うがたの法律家が陥る現象で、あとで知りましたが、弁護士さんなんかも、こういうのを吐き出せるようにカウンセラーを雇っていたりするそうです。

法律業は、かなりの闇に向き合いますので、心が気が付かないうちにすり減っていくんですね。

ああ、このままだと、自分の心が折れる。

そんな風に感じていたときに、福島税理士から『阿部ちゃん!会社設立やらない?』という声がかかったんですね

■遺言のプロから会社設立のプロへ

ここまで、許認可はやらないと宣言していた私。

ですが、相続をこのまま続ける気力がなく、私はその会社設立をやってみることにしました。最初は司法書士さん探しからでしたので、大変でしたが、やってみると、そんなに悪くない業務(笑)

人のスタートを応援できるっていいな!

そんな風に感じた私は、会社設立専門の行政書士として、事務所の方針を大きく替えることにしました。

そしてこの時期から、経営者の人から、阿部さんのブログ集客のテクニックを教えて!!名刺を作って!!といわれるようになったんですね。

■行政書士だからという葛藤と求められる使命

私はこの時、コンサルの依頼をすべて断っていました。

というのも、私は行政書士で、コンサルタントの力があると思っていなかったからですね。自信がなかったわけです。

ですが、教えてほしいという声は、だんだん高まっていきます。

そこで、私はセミナーならいいですよ!ということで、無理せず開業行政書士講座という名前でのセミナーをスタートすることになったんですね。

当時は、菅原行政書士と共同経営というスタイルでのスタートでした。

■セミナーをきっかけに広がる人との縁。そして仕事の紹介

そして、セミナーを開始したころから、徐々に全国から、私のところに問い合わせや訪問客が増えるようになってきました。

ブログを見て、メルマガを見て、Twitterを見て、いろんな理由で、私達のセミナーに顔を出してくれる方が大勢になっていったんですね。

そして、最終的には、15人くらいだったら、瞬時に集客できるくらいのセミナーを開催できるレベルのセミナー団体にまで成長したんです。

といっても、うちのセミナーは、1万円以上なんで、普通に周りの行政書士向けのセミナーよりかなり高かったんですが、それでも人が集まってました。

ありがたいことに、沖縄から仙台まで、いろんな地域の人が駆けつけてくださって、本当にうれしかったなと覚えています。

そして、全国の人脈ができたことで、行政書士業務も増え、さらに忙しくなっていきました

■仕事は増えたのに?お金があまり手元に残っていない

ところがここで、あれれ?という事件がおこります。

それが、人脈も仕事も増えたのに、明らかに収入が増えていないのです。

ブラック企業並みに働いているにもかかわらず(笑)全く持って、お金が増えていかない。

これは何かおかしいぞ?と思っているにもかかわらず、仕事が次々来るので、どんどん毎日こなしていく。でも、気が付くと、収益になっていない。

おかしい、明らかにおかしい。

でも、そのおかしさに気が付けずに、私はもっと集客をしなくっちゃとさらに仕事を増やして、余計この負のスパイラルを発展させていくことになります。

■まさかの大成功の裏で、私が抱える大問題

そんな中でも、大阪での初セミナーに成功し2日で3万円近くのセミナーを2日で満席(定員15名)という結果を出し、無理せずはちょっと人気のセミナーになります。

ファンの人や、誉めてくれる人も増え、DVD販売や、テキスト販売などサービスも増え、徐々に収益も上がるかと思いきや、なぜか収益が下がるという現象が起こります。

あれれ?集客できているのにお金がない。

実はこの当時の体験をセミナーにした授業がありますが、まさに、外から見ると、ガンガン活躍している時期に、私は忙しいのに、収益にならない経験をしていたんです。

そして、直したいのに、直す暇がない。

ただがむしゃらに、誰の助言も借りずに突っ走ってきてしまった結果が、とんでもない惨劇を巻き起こしつつあったわけです。

■タイミングよく?発生したアメブロ削除騒動

そんなタイミングで、追い打ちをかけるように、私の最大の武器アメブロが突然予告なしに削除されます。

この当時活躍していたアメブロガーの多くがブログを消されてしまったことから、アメブロバブルが終わったこの騒動。

私も3年以上育てたブログを消されてしまいました。

ただ、ここで、一度歩みを止めざるを得なかったので、そこはよかったのかなと、今では思いますが、ここからアメブロを再度作り直したり、WordpressやJIMDOにチャレンジしたり、Facebookを強化したりと、またいろんな道の模索が始まります。

そうは言いつつも、幸い、メルマガがあったので、私はメルマガの読者さんたちが、お客さんになってくださることで、何とか生き延びることはできていました。

そして、タイミング悪くそんなときに、私のほかの事情も動き始めます。

■新潟への事務所移転、そして、お坊さんの修行へ

そんな大変なタイミングで、私は、事務所を新潟に移さなければならない状況になります。

そして、前からどこかのタイミングで、修行に行こうと思っていたお坊さんの修行。これをこのタイミングで行ってこようと、決意するんですね。

実は、ここまでの経営5年間。私は継続客というのを抱えてきませんでした。

それは、お坊さんの修行に言っている1年の間。お仕事が全くできなくなるからですね。

それが、きっと仕事が多いのに、お金になかなかならない原因だと思った私は、けじめをつけないとと思い、修行に行くことにしたんです。

後、やっぱり、いろんな人に会ってみて、私は、人の心を少しでも楽にするのが仕事だなと思ったのもあって、お坊さんの修行で、何か気が付けるかもというのもあったんですね。

そんなことで、私は、新潟で数カ月行政書士をやりながら準備をし、その後福井県のお寺に山籠もりに行くことになったんですね。

ここから先は、以前書いたこちらの記事をご覧ください。

ということで、9年目を迎える私も、最初はこんなところからのスタートでした。

私は失敗を重ねながら、着実にそれを乗り越えてくるタイプでしたので、ありがたいことに、私の気が付いたことや、結果を出した方法などは、多くの人がマネをして、結果を出してくださってます。

どんなに不器用な起業でも、きちんと手順を踏めば、生活できるくらいの経営者にはなれます。

あなたもきちんと生活できる経営者を目指しましょうね。

私も力を貸しますよ

 

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