こんにちは。玄徳庵の阿部です。
さて、今日紹介した武澤さんの弁護士ドットコムの記事が人気です。
今でこそカッコいい武澤さん。でも、不安だった時期も当然あるわけです。それは、武澤さんに限らず、私もそうですし、他の先輩たちもみんなそうです。
病気になったり、家族に不幸があったり、いろんなことが人生は起こります。
そんな中でも、強く自分の意思を貫いていけるか?これがすごく経営者にとって重要になってくるんだと私は思っています。
お!今日は私から話し出すのね。珍しい。
特に理由はないんですがね。ふふふふふ
では、今日の話をしていこうと思うんだけど、最近すぐに答えを聞きたがる人が起業かにも増えてきたなというのが、ちょっと心配です。
どういうことですか?
これね。うちの生徒さんたちじゃないから、あまり言えないんですが、すぐに教えて!!教えて!!という人が増えてきすぎています。
わからないことを質問することは悪いことではないんじゃないですか?
塾の先生やってるときにね、すぐに答えや説き方を質問する子って、成績全く伸びなかったんだよね。
ん?ちゃんとテクニック学んでるのに、伸びないんですか?
自分で考えるだけ考えて、必死になって、編み出した答えが違う。なんでなんだ!!!とプンスカして質問に来るくらいが伸びます。
なんかイメージと逆なんですね。
お利口に素直にテクニックを学んでる子の方が伸びそうなのに。
これ、日本教育の悪いところで、失敗したり、苦しんだこの方が『自分で考える』力が付いているからその力が、一定ラインまでたどり着けば伸び幅は全然違うんだ。
小学生のころ優秀だったお利口な子よりも、ちょっとがさつで部活ばっかり一生懸命だった子が受験になると成績逆転現象が起こるのは、それが原因なんだ。
頑張ってテクニックを磨いてきた子よりも、あんまり勉強してこなかったこの方が成績が伸びる?それ、どうしてなんですか?
もちろん、伸びる子には法則があって、部活をやっていても、日常生活しても、常に『どうすればよくなるだろう?』と考え続けている子は、部活三昧からその方向性を勉強に変えると急激に伸びるんだ。
つまり、お利口にテクニックや成功談をそのまま学ぶ人は、最初は成果が出るけど、どこかで伸び悩みが来て潰れてしまうんだよ。
ああ、それって起業も同じなんですか?
うん。同じなんだ。
だから私は、答えを与えるだけ与えて、ささっと結果を出すような指導ではなく、しっかりと一緒に考えて、『考える』力を養ってもらう。これが大事だと思っているんだよね。
そういえば、こうめいさん塾講師の時に、しつこく質問しまくるから、女の子に泣かれたことありましたね。
なんか、私がいじめたみたいに言わないで(笑)
答えが正解していることよりも、何でその答えにたどりついたのかを質問して、間違えた理由を掘り下げていったので、経験したことがない人だと、何をされているのか?わかんなくなって不安だったんでしょうね。
ただ、それに慣れてくると、みんなが授業に参加して、楽しい感じで成績が上がっていくんですね。
そして、これも起業家の指導と同じなんだよね。
たとえば、SEO対策が大事。とか、Twitterのフォロワー数が大事とか、そういう答えは知っていても、なんで大事なのかが分かってない人は、相互フォロー合戦とか意味ないことをするんだ。
なんで今その行動をしているかを考えるのが大事なんですね。
そう考えると、最初にすぐ起業のテクニックや成功者のマネばっかりしている人って、答えだけに踊らされている人ってわかるでしょ?
言われてみればそうですね。
学生時代や会社員時代ののお利口さんの考え方は、経営者には百害あって一利なしなんだ。
だから、まずは、自分のやりたいことを無理でも何でもいいからぶち上げてしまえばいい。
それ失敗しますよね?
9割方失敗するね。
でも、その失敗したときに、どうして失敗したのかを考えて修正していくための作戦を考え続けていくんだ。
そうすると答えにたどりつくと……
いや、たどり着かないよ
じゃあ、ダメじゃないですか!!!!
そうじゃない。自分の力だけではたどりつけないって気が付くことが大事なんだ。そこで、自分の考えを引っ提げて、その考えに協力してくれる人を探して歩くんだよ。
そうやって、パートナーなり、師匠であったりと、探していくんですね。
それを嫌がる人ほど、浅い情報に飛びついて、その正解を大事に握りしめて、どんどん悪い方向に暴走していくんだ。
そして、いざというときに対処する力がないので、そのまま潰れてしまうんですね。
だから、最初のころは、ふてぶてしいくらいでちょうどいい。
ただ、そのふてぶてしさは、心の中にしまっておくのが大事だよ。
外では朗らかに、心には熱いものを持っている感じですね。
そうそう。それで、自分はどうすれば目標を達成できるか、誰に協力してもらえれば、自分はもっと成長できるか考えられる人が生き残っていくんじゃないかな?
答えばっかり欲しがる人で、私は経営者としてうまくいった人をいまだに見たことがないからね。
意識の違い。こころがけの違いは大事なんですね。
そう。お利口さんな人でいたいなら経営者はやめた方がいい。
それでは生き残れないからね。
なるほどね~。だから、玄徳庵て個性的なんですね。
いい方に棘がある気がするぞ(笑)
ということで、私は教育業界にいたときから、『お利口の枠で収まるな』ということを良くいってきました。
お利口さんにみんなに褒められる経営者というのは、残念ですが、私はぞんざいしてないと思います。
周りに何を言われようと、自分の意思を貫き、時には失敗し学び、自分の経験値を高めていける覚悟のある人のみが本当の経営者になれます。
さて、あなたはいまだに『成功者の答え』だけを大事に抱きかかえて、人の答えを武器に戦い続けるんですか?
もしそれなら、経営者はやめた方がいいです。
しっかり自分の意思で考え、その意志をかなえるために何が必要なのか?という順番で考える癖をつけてくださいね。
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