行政書士の市民法務は大変?具体的には?元行政書士が語る行政書士開業への100の質問!

こんにちは。無理せず起業塾、塾長の阿部です。

過去に頂いた行政書士からの質問などをもとに、皆さんに情報提供をする行政書士開業のための100の質問です。

今日は、13~15までの質問を公開していきます。

前回の質問はこれです

■Q13、行政書士として、市民法務の仕事がしたいんですが…

さて、これも何度か取り上げたことのある質問ですので、ご覧になったことがあるかもしれませんが、私は、市民法務の身に絞ることに基本反対をしています。

今日のQ15で話をしますが、ターゲットの絞り方は、仕事で絞ってはいけないんですね。

それでは、こんな質問です。

行政書士として開業するのであれば、人助けができる市民法務がやりたいのですが、市民法務は大変だという話も聞きます。具体的には、どのように大変なんでしょうか?

私は元々相続専門でした。ですので、いわゆる市民法務系出身ですね。

ですので、市民法務の辛さはよく知っています。それでは、尺があまりないので、カンタンにまとめると、

  • 弁護士法との兼ね合い、線引きが難しい(リスクがある)
  • 例外が多く、許認可より労力がかかる
  • 人間関係が重要で高いコミュニケーション力を求められる
  • 仕事が入ってくるタイミングにむらがあり安定しにくい
  • 業務が単発業務のため、収益が安定しない
  • 高額なお金を払えないお客さんが多い
  • 依頼者側のミスでトラブルになるケースが多い

そして、ここでは書かなかったのですが、一番私にとって負担が大きかったのは、精神的な負担の多さでした。

依頼者も、その周りも疲れ切っている状態や、怒り、悲しみの感情があふれている状態。だから、その負のパワーをもろに受けてしまう。そうすると、あなたの精神もやんでしまうんですね。

これが結構蓄積して、行政書士を続けられなくなる人もいますので、要注意なんです。

■Q14、弁護士や司法書士と仲が悪いみたいに聞いたけど本当?

これは、行政書士を引退した私だからはっきり言いますが、仲が悪いとしたら、上のお偉いさんの組織同士でやや好き嫌いはありそうな雰囲気ですね。

現場だと、第一線で働いている弁護士さん、司法書士さん、社労士さん、税理士さん、いろんな士業全部ひっくるめて、思っているほど仲は悪くありません。

ただ、ちょっとややこしいのは、稼げていない士業の方は、他士業や、同業の士業の上げ足をとることで、自尊心を満たそうとする傾向があるので、そこは気を付かないと危ないんです。

ということで、質問より先に、内容の話をしちゃいましたが、質問です。

弁護士や司法書士と仲が悪いみたいに聞いたけど本当ですか?

これも何人もからきているんですよね。

答えは先に言った通りなんですが、気を付けるポイントをいくつか伝えておきます。

  • 法律家は相手の弱点を攻撃するのが仕事
  • 妬みで攻撃してくる士業は結構いる
  • 足元をすくわれないように十分注意する必要はある
  • グレーゾーンに入りそうなときは、すぐに仕事の応援を頼める他士業の人脈は重要
  • 連携先を作っておかないと飛び込みで仕事はなかなか受けてもらえない
  • 士業間のお金などのトラブルは多いので、人柄をしっかり見る

他の質問でもっと詳しく述べるものもありますが、カンタンに言うと、一筋縄ではないのは確かということです。

ただ、どの業界でもそうですが、他の人を邪魔扱いする人も、受け入れる人もいるので、どちらの人にあたってもきちんと対応できるように、事前に準備しておくことは重要ですね

■Q15、行政書士の正しいターゲットの絞り方は?

業務の絞り方といった方が分かりやすいですかね?

実は法律業の中で、行政書士が一番大変な士業といわれるゆえんは、このターゲット絞りや、商品作りが大変だから。

他の士業は、ある程度仕事って決まっているので、どうやってお客さんを集めるか?ということに注目すればいいのですが、行政書士は、何を誰に売るか?これを明確に決めるところからすべてが始まるんです。

行政書士の正しいターゲットの絞り方は?

ということでいきますね。これもコンサルなどでよくされる質問ですので、しっかりと整理してくださいね。

ターゲットの絞り方はいくつかありますが、初心者の方向けに話をすると、一番わかりやすいのは、人で絞ることです。

たとえば、

  • 年齢
  • 住所
  • 職業
  • 性別
  • 家族構成
  • 学歴

などなど、いろんなもので人を絞っていきます。私であれば、相続専門の行政書士の時は、『40代の長男の親の相続』『相続財産300万から5000万円以下』と絞ってました。

こうすることで、アピールする内容も明確化するんですね。

そうすると、何を伝えたらいいか?それがすごくわかりやすくなりますよ。

ということで、今日はここまでです。

ターゲットの絞り方で悩んでる方は、私に声をかけてくださいね。

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