毎日宿題もしっかりやっているのに成績が伸びなかった原因

こんにちは。小中学生のオンライン学習塾「どっしり塾」のこうめいです。

子供たちを長年見ているとどうしてこの子成績が伸びないんだろう??というように不思議になってしまう子って結構いたりします。

私が今日お話しするのもそんな生徒で、毎日宿題もしっかりやってくる。授業もしっかり聴いている。でも、成績がどうにも伸びない。という子がいました。

どう考えてもこれだけの勉強量をやっていて何の変化もないのはおかしい。そう考えた私は、必殺技を出しました。

そう。1行日誌です。

その子に、毎日どんなことをしたのかちょっとこの用紙に書いてみて?そのうえで、毎回授業後にちょっとだけお話ししよう。と約束したんです。

その子は真面目でしたからその約束を守って3日後に1行日誌をもって私のところに来てくれました。

毎日コツコツと勉強をしている様子がその日誌からは伝わってきたんですが、ふとあることに気がつきました。

「ねぇ、これって勉強時間どれくらいかけてやってるの?」

「実は……。毎日2時間以上かかってます」

「!!!!!」

書いてある勉強内容は毎日30分もかからないような内容ばかり。でも、毎回きちんとその宿題を提出してくれているので、先生たちは何も感じていなかったんですが「真面目過ぎて1問に時間をとてつもなくかけている」ということに気が付けたんです。

1行日誌って書いてあることを見るだけでなく、その書いてある内容とプラスしてその子の表情や状態。その他もろもろの情報と合わせてみてみると、書いてないことの問題点が見えてくるんですよ。

そしてそれはその子自体も同じだったようで、一生懸命勉強している割には、書いてみたら意外とやってないことにショックを受けたようです。

親御さんや先生たちも勉強時間が長いので自分たちの基準で勉強が進んでいると思い込んでいたようで、全員が全員大きな問題点を見落としていたんですね。

「君の場合は時間を計って短い時間に勉強を終わらせる訓練が必要だね」

そう気がついた私からのアドバイスをもとに、1行日誌に今日やったことと、それにかかった時間を書くようになったその子は、ドンドンスピードアップ。1カ月もすると今まで2時間かかっていた勉強が30分で終わるようになったんです。

そしてそうなれば自然とテストなどで問題を解くスピードも上がってきます。

家での勉強はじっくりできる分、逆に時間の意識を忘れてテストの時にスピードで対応できなくなってしまうお子さんも多いんです。

だから時間を計って問題を解くというのが大事なんですね。

1行日誌というのはその子の問題点を見つけ出すきっかけになる大事な情報です。

あなたのお子さんがもし勉強のやり方や、頑張っているのに成績が伸びないなどで悩んでいるときはどっしり塾に相談に来てくださいね。

私がその原因を見つけていきますよ。

 

タイトルとURLをコピーしました