特定行政書士にピンクカード…行政書士になったら取得しないとだめ?

こんにちは。信頼集客の伝道師。玄徳庵のこうめいです。

さて、今日はTwitterでとある新人行政書士さんの悩みを見させていただいたのでブログでみんなで共有しておこうかなと思います。

生徒さん

周りの行政書士の人がみんなピンクカード(外国人関係の業務をやる人に与えられる証明書)の取得をしているんですが、私は外国人関係の仕事をする気がないのですが取得しておいた方がいいんでしょうか?

実は、行政書士の業務ですが全部の業務をフリーダムにできるわけではありません。

一定の条件が必要なものもあるんです。たとえば、出張封印の業務をやるなら行政書士の損保保険に入らないとだめとか、そういう条件がある業務がちらほらあります。

まぁ、そのあたりは私はもう現役ではないので、現役の皆さんの方が情報詳しいかと思いますが、年々いろんな条件が上乗せされてきたりしますから、そういう情報は気を付けて取得してくださいね。

それで、ピンクカードもそういうものの一種になるわけで、数万円の受講料を払って研修や試験を受けてもらうというものになります。

だから、取得しておくに越したことがない。

そういう風に新人行政書士さんは勇んで取りに行くんですが、正直に言うと、私の同期の行政書士や私自身はピンクカード取得に動いたことがない人が多いです。

もちろん最初に外国人の申請を中心にやるんだ。と決めていた人は取りに行きましたが、玄徳庵の生徒さんたちでも、ピンクカードを持ってないで普通に行政書士で生計を立てている人も多いです。

というのも、どの業務もそうですが、外国人関係の業務はとくに独特な癖もあるので、あまり詳しくない人からするとちょっと怖い業務でもあるんですね。

それならば自分がやりたい。自分の詳しい業務に専念して、外国人関係はその分野に詳しい仲間に任せよう。そういう風に考える人が多かったんですね。

その流れが大きく変わったのが、東京オリンピックが近づいてきて「インバウンド」が流行りだした時期から。

外国人関係をあつかわないものは行政書士にあらず!みたいに言っている人もいますが、10年前はそれ遺言業務でみんな言ってたし、その前は建設業や風営だったから、結局その時代に流行っていることに飛びついているだけなんだよね。

だから、今回のようなコロナで外国人関連の仕事が減ると、大騒ぎになってしまうような事務所が多かったわけなんだけど、そういうリスクを想定もせずに外国人関連の仕事をやっていたなら正直経営者としては見込みが甘いんだよね。厳しいこと言うけどね。

話は戻しますが、そんな感じだからみんながピンクカードを必死に取りに行っているから、自分も取らないとだめだ!!なんて思いこむ必要はないんだ。

というか、これから本当に外国人関係が伸びるのか?

コロナがきっかけになって、これから労働力が少なくても会社が回るようにだんだん工夫していく企業が増えてくると思うんだよね。

単純に人だけ増やして労力を増やすというのがリスクだってことが見えてきたわけだから、そこに対応し始める会社が増えれば、風向きが急激に変わる可能性もある。

そう考えると、本気で外国人や外国人を必要としている社長さんたちのサポートをしていく覚悟がないのであれば、みんながやらないとだめなんだ!!!ということでもないと思うんだ。

これね。特定行政書士も一緒。

玄徳庵のOBさんが特定行政書士の推進の係をやっているから、あんまり言うとかわいそうなんだけど、必要なら取ればいいし、必要ないなら取らなくてもいい。

つまり、自分の業務の戦略と、自分の事務所の成長戦略なんかを考えて、あった方がいいなら取得すればいいし、あんまり魅力がないならその資格を持っている行政書士と仲良くなればいい。

そうやって割り切っていかないとだめなんだよね。

以前この記事でも話したけど、誰もかれも救おうと欲張ると、だれ一人救えなくなってしまうんだよね。

まずは、自分が救いたい人や救うべき人に、その資格が必要なのかどうか?ここで考えてみて、判断してもいいんじゃないかな?

ちなみにけっこう多くの行政書士さんが、最初いらないと思ってたけど、お客さんがとってくれって言うから撮りました。みたいに、取らざるおえなくなった話なんかはよく聞くことで、そういう時期が来たら取得に動くんでもいいと思いますよ。

今日はここまで。

玄徳庵で経営の相談をしたい方は、玄徳庵Bクラスへお越しくださいね。

 

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