こんにちは。玄徳庵の阿部です。
先ほど、Twitterで行政書士さんと情報交換というか意見交換させていただいて、一つ大事な自分の使命が見えてきた気がします。
実は、私が、行政書士業界を離れたいくつかの理由の一つに、『法律論だけ』で仕事をこなす行政書士がたくさんいることへの反感がありました。
ところが、行政書士としてそれを発言すると、まぁ、嫌がらせがくるくる(笑)その嫌がらせが生徒さんたちにまで派生してしまうことを恐れて、行政書士の看板を下ろしたという側面もあるんです。
実際、私と組んでる講師陣にいやがらせしてくる人はいましたからね。
私が行政書士をやめて動き出せば、私はライバルではなく顧客候補になるので、やたらめったらできなくなります。まぁ、今だから言えるんですが、そういう読みもあったわけです。
そんな思いの中、私が考えてた授業の一つに、『各業界のプロを呼んで、その業界のプロに業界の裏話をしてもらう』という授業。これを考えていました。
そのスタートとして、今週日曜日に開催する『お寺の仕組みを知り正しい終活事業をやろう』を企画しました。
この授業は、全2回~3回で予定しています。
現在は、法律業養成講座が開講していないので、玄徳庵勉強会で授業を行いますが、3月からは、法律業養成講座で話をできればなと思っています。
この講座では、単純な実務の流れや手続きというよりも、本当にその業界に愛される法律家を増やしていくというんが目的です。
たとえば会社の設立の定款を作った行政書士や、会社の設立登記を行った司法書士が、会社の仕組みや業界を知らないで結局作り直すことになった。と、税理士さんが頭を抱える。
そんなケースもあるわけです。
『彼を知り己を知らば百戦危うからず』なんて言葉がありますが、彼=相手を知らないまま、法律論だけで戦う人が現在多すぎると思っています。
そしてその弊害は、私は、『実務講座にある』をという風に考えているんですね。
実務講座というのは、『書類の書き方』や『法律の文言』を教えていれば、新人法律業のお客さんは満足してくれるかもしれませんが、本当はそういうものよりも、相手を理解するための情報。
これこそが本当は大事です。
たとえば、集客業界に入るなら、お寺、葬儀屋、介護業界その他のいろいろな業界の勉強が必要です。
それをせずに、家族法ができるから相続の分野に突入だ。
これっておかしくないですか?
相手の業界には相手の業界の事情があります。それをしっかり知ったうえで、法律をかざすのは悪くありません。
でも事情も知らずに、どんどん入り込んで、法律をかざすのは、『暴徒が突然家に押しかけて暴れまわっている』のと同じ状況なんです。
いままで、何百年かけて作り上げてきたものを、平然と壊していく。
それでは、本当の意味での法律業の役割を果たしたことにはなりません。
それでいいのか?というと、いいわけがないんですね。
ということで、玄徳庵は、Cクラスの授業を増やし、3月から法律業養成講座を開講していきます。
愛される法律業を目指す人のための講座になりますので、ただ、ノウハウだけがほしい人は来ないでください。
しっかりと地元や業界に愛される法律家を育てていければなと思っております。
[table “6” not found /][table “10” not found /]