行政書士は親の死に目に会えない…笑顔で先輩に言われてオリジナルの道を探すことにした【塾長コラム2】

こんにちは。あなたとあなたの会社の成長を妨げる棘を抜くコンサルタント玄徳庵のこうめいです。

さて、前回から始まった塾長コラムですが、私の13年間の経営者として体験してきた話をちょっとずつ書いていこうと思います。

ちなみに前回は、行政書士をやめた理由についてです。まだ読まれていない方はよかったらご覧ください。

もったいないですよ!!そう止められながらも私が行政書士を引退する決意をしたときのお話 【コラム1】
こんにちは。あなたとあなたの会社の成長を妨げる棘を抜くコンサルタント玄徳庵のこうめいです。今日から、先輩たちの開業体験記の他に塾長の阿部こうめいが26歳に行政書士として独立開業してから、33歳で行政書士を引退し、お坊さんになり、そして玄徳庵...

さて、本当は開業から順番に話していければいいんでしょうけど、そういう風に書き始めるとなかなか筆が進まないので思い出したことを順不同でつらつら書かせてくださいね。

これは開業1年目の時の話。

私は行政書士になってワクワクと不安が入り混じった状態で、事務所の運営の勉強をしていました。

そんな時にたまたま先輩行政書士の話を伺うチャンスがあったんですね。

これは、先輩行政書士の話を参考に自分も事務所運営を頑張らないといけないな。そう考えながら、何人もの先輩の話を聞いていました。

ところが、私は先輩たちが口をそろえていったある言葉に凄い嫌悪感を覚えたんですね。

それが、今回タイトルにも書いた「親の死に目に会えないのは行政書士なら当然」という発言。

確かに経営者ですし、お客さんに合わせて動かなければならない仕事ですから、親の死に目に会えないこともあるかもしれません。

でも、それを笑顔であきらめ半分の気持ちで語る先輩や、それこそが正しい行政書士像だというようにどや顔で言う先輩に、あれ?この人たちは「仕事のためだけに人生を生きている人たちなんだな」と感じてしまったんです。

私は、元々自営業になった理由が「家族との時間をゆっくり過ごせるようにしたい」というのが一番で、特に子供や奥さんが困った時に助けてあげられるような人でありたいなと思っていたんです。

だから、「あれ?行政書士ではそれができないのか??」そんな風にちょっぴり不安になってしまいました。

しかも、私は当時「終活」に取り組んでいる行政書士だったので、お客さんや周りの人にも、「家族の思いや時間を大事にする」生き方をといていくつもりでした。

ところがそんな偉そうなことを言っている私が、自分はそれができない?

それでは、あまりにもお客さんに失礼ですし、口先だけの嘘つきになってしまいますよね。

私は商売に限らず嘘をついて信頼を落とすことが嫌いなので、行政書士のこの当時も、コンサルタントになった今も嘘はつかないと決めています。

だから、どうもこの「親の死に目に会えないのが行政書士の成功スタイル」という風潮が気に入らなかったんですね。

ああ、この先輩たちのマネをしていると自分もこういう「親の死に目に会えない行政書士」になるのではないか?そう感じた私は、先輩行政書士から距離をとり、自分が信じた道を貫ける行政書士としての生き方を目指すことにしました。

その第一歩として、行政書士の先輩のアドバイスを聞くことをやめ、異業種の経営者さんの人たちから話を教えてもらおう。そういう風に考えるようになったんですね。

行政書士の枠ではなく、経営者として行政書士を使ってどう生きるのか?

そんな答えを探しながら、交流会などで全然関係ない業種の社長たちの話をたくさん聞かせてもらいました。

そして私はここが大きな行政書士としての転換点になりました。

同業者の話を聞いていてもお客さんの気持ちは分かるようになりません。さらに、行政書士の世界にだけどっぷり浸っても視野は広くなるどころか狭くなってしまう。

少なくとも私はそう感じました。

だから、その日から私は同業者と仲良くするよりも異業種と仲良くするという作戦に切り替え、それまで買っていた行政書士向けの開業本などを買うのをやめ、異業種の経営者さんの本を読むようになりました。

そうしていくうちに、行政書士から見るといろんな外のことを知っている行政書士。異業種の方からすると、自分たちの業界の情報も仕入れてくれる法律に詳しい行政書士という経営者。という立ち位置に立つことができるようになったんですね。

まぁ、この成功体験が後々「アンチ行政書士の行政書士」みたいにとらわれてしまい、同業者との距離をとりすぎたことで異端児として嫌がらせを受けたりなどすることになるんですが、それはまた今度話しましょう。

ただ今でも思うのが、

「親の死に目に会えないのが行政書士としての常識」

という言葉に、自分を押し殺して受け入れなくってよかったなと。

行政書士なんだから行政書士らしく振舞え。

行政書士なんだから先輩たちがたどってきた生き方を続けていって当たり前。

そんなヘンテコな価値観にのまれていたら、たぶん私は今、玄徳庵を作ってゆったりと暮らすなんて生き方はできなかったはずです。

もちろん行政書士の世界にどっぷりつかるのも否定はしませんし、それはそれで素晴らしいことと思うんです。

でも、私のように違和感を感じたら、異業種の社長たちの話をドンドン危機に行って仕入れて、脱既存の行政書士の行政書士を目指してもいいんじゃないかなと思うんですよね。

ということで、今日はこの辺にしておきましょう

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