行政書士は仕事を提供できないと、他士業の先生と提携できないのか?

こんにちは。玄徳庵塾長の阿部です。

さて、会話形式で皆さんに起業の悩み解決の技を伝える玄徳庵のブログ

今日の登場人物は、塾長の弟と相棒の会話です。


塾長:あべこうめい

20代で行政書士として開業し、その後、法律だけでは解決できない人々の悩みを解決したいとお坊さんになった変わり者

現在は行政書士を引退し、玄徳庵を経営している。

 

相棒(あいぼう)

玄徳庵塾長の弟という設定で、2012年にアメブロで生まれたキャラクター。ちょっと皮肉やで、「ふふふ」と笑う癖がある

キャラが増えたが、自分は、相棒の位置を譲る気はない…はず

 


相棒「ということで、いつもの始めましょうか」

塾長「うん。いろいろキャラ増やしたけど、これからうまく運用できるか不安だよ」

相棒「でも、キャラごとの活躍方教えるには必要なんですよね?」

塾長「そうなんだよね」

相棒「まぁ、私は、仕事が減って楽になりましたが。ふふふ」

塾長「……タイプ関係ない時は、相棒にやってもらいますから、覚悟しといてくださいね」

相棒「え~~」

他士業の方とお話しする機会がありましたが、やはり、こちらからお仕事を紹介できる状況でないと、なかなか他士業の方とつながるのは難しいかなと感じてしまいました。実績がない時代って、そのあたりって先輩方はどうされてたんでしょうか?(Twitter 玄徳庵のメンバーさんから)

塾長「これね。分けて考えてほしいんです」

相棒「分けてですか?」

塾長「というのも、絶対やってはいけないのが依存心を出すこと。相手の人から仕事を紹介してもらおうとか、相手の人に仕事教えてもらおうとか。これ最悪ね」

相棒「ただで聞く、クレクレちゃんですね」

塾長「そう。クレクレちゃんは最悪で、これは信頼失墜につながりますから」

相棒「じゃあ、この方がおっしゃっているように、仕事を紹介しないと、他士業の方との縁ってつながらないんですか?」

塾長「うん?違うよ」

相棒「?」

塾長「例えば、利益にならない人とは付き合う気がないというタイプの人なら、そういう反応するはずです。ですが、そういう人は、そもそもトラブルメーカーなんで、つながらない方がいい他士業です」

相棒「なんでですか?」

塾長「だって、自分の利益を上げるために、仲間を利用しようとしているんでしょ?そういう人は、もっといい利益を見つけたら必ず裏切りますよ」

相棒「うーん。確かに」

塾長「その一方、本当の長く関係を続けられる人は、『人間性』で物事を判断します。つまり、あなたが、人として信頼に足る人物であれば、協力関係を結んでもいいともってもらえるか王性が高いんです」

相棒「いい人であれば、つながれるんですね」

塾長「それも違うよ」

相棒「え?」

塾長「ただいい人では、パートナーにはなれません。というのも人間性というのは、自分のお客さんを任せられるか?自分はこの人のために人生かけられるか?というものを見ているんですね」

相棒「なんか壮大なテーマですね」

塾長「だって、信頼できない人を紹介したりされたりしたら、事務所潰れるからね」

相棒「うん。確かに」

塾長「だから、いい人ではなく、信頼できる人なのか?これが重要になります」

相棒「うーん。じゃあ、仕事の実績ないと無理ですね」

塾長「その発想が、ダメなんですよ」

相棒「????」

塾長「というのも、信頼というのは、「仕事の力量」だけではなく、いろんなもののトータルで判断されるんです。そう考えると、実は、新人でも他の人に勝てる武器がある人は多いんですよ」

相棒「たとえば?」

塾長「『ヒアリング力』『ケア力』『会話力』なんかの接客力から、私みたいに『人に教えるのが得意』とか『根気がある』とかというのでも、信頼はつかめます」

相棒「うんうん。つまり、単純な仕事以外にも、自分の強みはあるってことですね」

塾長「そう。そして、そこに魅力を感じてもらえれば、手はいくらでも組めます」

相棒「でも、そういうのも、すぐにはなかなか感じてもらえませんよね」

塾長「そもそも論なんですが、結婚などと違って、一人一パートナーじゃなきゃダメなわけじゃないので、しっかりお客さんのことを考えている士業は、お客さんのタイプに合わせて、ベストの紹介先を探すので、実は、焦らなくても長期目線で、仕事の縁は作っていければいいんですよ」

相棒「結婚はそういうわけにいきませんからね」

塾長「うん。でも、仕事は大丈夫なんだ。だから最初は、自分が紹介できる人を探す方が大事で、仕事が来たら、信頼できる人に仕事を頼めば、その時点でつながれるんだから、焦る必要なんてないんだ」

相棒「うん。何となくわかってきました。つまり、最初はあせらずに、自分が仕事を回してもいい人を探すという意識の方が大事ということですね」

塾長「うん。相手に認めてもらうのはカンタンじゃないけど、自分が認める人を探すのはできるから、それでまず最初は満足して、そこから仕事が来たら、初めて協力関係ができる。そんないめーじでもいいんじゃないかな?」

相棒「ところで、今日はクリスマスイブですね」

塾長「うん。そうだね」

相棒「塾長、今年も一人ですか?」

塾長「…………」

相棒「塾長が、黙ってうつむいてしまったので、今日はここまでです。ふふふふふ」

ということで、皆さん、ついつい先輩他士業などに会うと、自分が選ばれる側という感覚になってしまいがちですが、自分も選ぶ側なんだと忘れないでくださいね。

お互いが、対等な関係で選ばないと、主従関係ができて、主従関係ができるパートナーは、後々トラブルになります。

自分がしっかり選ぶんだ!!!

それぐらいの偉さは、もっていてもかまいませんよ!!

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