自分が優秀だ!賢いと思っている経営者は成長が止まる

こんにちは。信頼集客の伝道師、玄徳庵のこうめいです。

さて、愛され社長になるうえで大事なことが一つあります。それは、自分がバカであるということ。そして無能である。ということを受け入れるということです。

言葉だけ見ると、何だこの野郎!!喧嘩売っているのか?という風に勘違いされそうですが、めちゃくちゃ大事なことなんですよ。

というのも、経営者が失敗するときって、往々にして「裸の王様」になってしまっているときだからなんです。

裸の王様って何?

この裸の王様っていうのって、私がよく使う言葉なんですが、「自分が偉い」「自分が賢い」「自分が優秀だ」と思って、周りの人に謙虚に慣れなくなってしまっている状態を私は表現しています。

ある経営者さんは、自分一人の力で会社を大きくし、そして、大きな憧れを持ってもらえるようになりました。ところが、それが原因で勘違いをしてしまい、今まで応援してくれたお客さんやビジネスの仲間たちに傲慢な接し方をするようになってしまったんです。

その結果、彼の会社はつぶれることになりました。

潰れた後、彼の周りには誰もいなくなり、今まで応援してくれていた人はもちろん、自分にあこがれてくれていた人たちですら、「あいつは、もうオワコンだ」というようになり…

彼は人生に絶望してしまいました……。

こういう話って、珍しくない話で、時代の寵児といわれた人たちが、たった数年でこんな風に落ちぶれていく姿を皆さんも見たことがあるのではないでしょうか?

そう。彼らの失敗の原因は、「自分は賢い」という風に思い込んで、自分の成功は自分の力によるものだと思い込んでしまったことにあるんですね。

私も何人もの経営者さんに会いましたが、本当に素晴らしい経営者さんほど、どんな無名な人の意見でも面白いと感じたら、頭を下げて教えを請います。

私も20代の行政書士の時に、社長さんに頭を下げられた時は、こういう社長さんに自分もならないといけないなと勉強させてもらったものです。

そう思っていても、私自身、一度は傲慢になりかけて大失敗を経験しているので、恥ずかしい限りですが、それでも、今は、自分が傲慢にならないように意識しています。

仏教の話になりますが、「修証義」という曹洞宗のお経に、

其形陋しというとも、此心を発せば、己に一切衆生の導師なり、設い七歳の女流なりとも即ち四衆の導師なり、衆生の慈父なり、男女を論ずること勿れ、此れ仏道極妙の法則なり、(修証義 発願利生)

という言葉がありますが、子供だろうが男性だろうが女性だろうが、どんな人からであっても学ぶことを学んでいかねばならない。

そういうことを表していると思うんですね。そこに自分の方が大人だからとか、自分の方が賢いからとか、そういう傲慢はあってはならないわけです。

私の周りでも、開業して、気が付くと傲慢になってしまい社員さんがどんどんやめていくような経営者の方がたくさんいます。

本人たちはなぜ自分がそうなっているのか?気が付かないのですが、彼らの多くは、自分より上の存在の話は聞きますが、下の存在をないがしろにし、そして、彼らを馬鹿な人だ。能力がない人だと、心で決めつけている。

そういうケースが多いです。

そう偉そうなことを言っている私はどうでしょうか?これを読んでいるあなたはどうでしょうか?

それは常に問いかける必要があるんだと思います。

人間はついつい傲慢になります。我が強くなります。そしてとういう状況になった時に、大きな失敗をするようになります。

私達は、そういう自分自身の傲慢さに自分で気が付いていくことが必要です。

それを忘れたら、偽物の成功者。名誉とお金はあるけど、裏切りにおびえ、いつもストレスとともに生きていかなければならない経営者になってしまいます。

ぜひ、本当の成功者になれるように、私とともに、意識改革していきましょうね。

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