それでも食えない行政書士がやっている8つ悪い癖!

こんにちは。玄徳庵の阿部です。

さて、玄徳庵の生徒さんのために今、行政書士として生き抜く知恵をバババ!と書いてますが、やはり行政書士さん向けの起業の情報は人気ですね~。

私は甘いこと言わないので、ちょっとしょげてしまうこともあるかもしれませんが、そうやってしょげては改善していくのが成長であり、それに協力するのが教育者です^^

ということで、今日もちょっと厳しめの話。食えない行政書士がやっている悪い癖についてですよ

1、自分の実力を過小評価しすぎている

行政書士はなんであんなに卑屈な人が多いんだろう?実は、玄徳庵でテーマにあがりやすいお話なんですが、『行政書士=劣等感の塊』みたいな人が何故か結構いらっしゃいます。

恐らく、弁護士にもなれなかった、司法書士でもない。税理士のような知名度もない。みたいに悪いことをカウントしている人たちなんでしょうが、その自分の価値がないと思っている状態で、依頼が来ると思っていることにびっくりです。

経営者に必要なのは、『無駄な自信』『根拠のない自信』なんですね(笑)

だから、行政書士でもあった瞬間に、「あ、この人は私がちょっとアドバイスすれば、すぐに問題解決するぞ!!」という人ともいます。そういう人に共通しているのは、自信がある。

とはいえ、この自信も過剰にあるととんでもないことになります。

昨年、新人行政書士さんたちがTwitterでいろんな発言をして他士業を怒らせプチ炎上させている事例がたくさんありましたが、ああいう行動をしていると、他士業からの支援が受けられなくなります。

行政書士はいろんな人の力を借りて、それをまとめていくのがお仕事です。

めったに過信している人は見かけないのですが、過小評価と一緒に自分は傲慢になってないか?これは常に問いかけ続ける必要がありますよ。

2、いろんな先輩の言うことに振り回される!経営ビジョンがない行政書士

行政書士になりました。でも、行政書士になるのが目標だったので、その後のビジョンがありません。このパターンの行政書士が私は新人さんの8割近くいるんじゃないかなと思います。

たまに、将来の目標がなくても、夢がなくても、大丈夫という先輩たちがいますが、あれは信じない方がいいです。

というのも、私も当時何にも目標がない状況から、手探りで夢を作っていた経験があるのでその先輩たちの言うこともわかるんですが、そう言っている人たちも、私もそうですが、結構早い段階で自分のやるべきことに気が付いた人が多いんです。

つまり、開業当時はなかったけど、自分の経営のビジョンがはっきりしてから伸びた人のアドバイスも、夢がなくても大丈夫の同じひとことになってしまっているんですね。

そして、私が実際体験して失敗したのが、『経営のゴール地点がぼやけた』ことによる失敗です。

私は大きな成しえたいこと。分かりやすく言うと社会的な目標はありましたが、会社の規模の目標というのが全くありませんでした。

大きくなるなら大きくなればいいし、小さければ小さくていい。と中途半端な目標にしていたので、調子がいい時はよかったのですが、調子が悪くなった時に、思いっきり右往左往しました。

事務所を法人化する?いや、こじんまりと縮小して単価を上げる?いやそれとも…という感じで、戦略がぶれた間に、あっという間に時間がたってしまいました。

自分が何を成しえたいかも大事ですが、どんな事務所にしたいのか?そしてどんな私生活を送りたいのか?そういうことも考える必要があります。

それがないと、いろんな先輩のいろんな方針を聞いて、その日ごとに違う戦略をとっていたら、努力すればするほど支離滅裂な事務所になって崩壊してしまいます。

これって、ベテラン企業でもコンサルしていると多い失敗なんで気を付けないとだめなんですね。

ちなみに玄徳庵では、『社会貢献・お金・私生活』の経営ビジョンを立ててねと言っていますよ。

3、居心地のいい行政書士ばっかりと交流している

これもダメな癖ですね。行政書士のなかで、自分たちの仲間内とだけ交流して居心地がよくなっている人も結構いるんですが、特に新人さんの時は、新しい刺激を受ける必要があります。

特に異業種の人とこそ合わなければなりません。だって、これからまずは自分のお客さんの業界や、自分にはできないことを助けてくれる異業種のプロの力も借りないと行政書士は務まりません。

にもかかわらず、自分にもできる同じ能力の行政書士だけで集まっていても、実はあまり成果が出ないんです。

行政書士同士の縁は、行政書士としての仕事が増えてからとても役に立ちますが、開業したてのころはまだしも、しばらくすると重荷になるケースが多々あります。

本当の意味で信頼関係があってつながっているならいいのですが、ただの同期だということでつながっているだけであれば、それは時間の無駄になっている可能性があります。

時は金なり。というか、時間はお金以上に価値があります。

その大事な時間をどのように使うのかは、しっかり考える必要はあるんですよね。

ちなみに、全く交流するなと言っているわけではないので、気を付けてくださいね(笑)

4、お客さんの顔を見ないで、自分の好きな実務の勉強ばかりしている

これはほかのところでもよく言ってますが、実務ばっかり勉強している人はお客さんに嫌われます。

というのも人は、自分に興味を持ってくれる人が好きなので、自分の仕事のことなどを一生懸命勉強してくれている人に興味を持ちます。

ところが、行政書士の多くは、依頼者の業界に興味を示さず話を聞かないことに中小企業の社長さんたちは怒りを感じているケースが多いんです。

そして、玄徳庵は生徒さんたちに、相手の社長さんの業界の情報を仕入れることと、相手の話を聞くことを口酸っぱく指導するので、そういう不満の合った社長さんたちが、顧問先をサクッと、うちの生徒さんに変えたりします。

仕事をとられてから、なんでなんだろう?なんて悩んでいたら遅いですし、ましてや『俺の縄張り荒しやがって』と啖呵切ってくるアホな行政書士なんか論外。(実際にいる)

あなたは選ばれなかったのは、お客さんのことを見ていないからで、お客さんのことを見ている行政書士は一回話しちゃうと好かれるので仕事きちゃうんです。

だから、私たちは、しっかりとお客さんのことを学ぶ必要があるんですね。

5、仕事がほしいと言いながら仕事に恐怖を感じている

これ、案外多いんじゃないのかなと思うんですが、私が現役の行政書士時代に行政書士の生徒さんに仕事をふった時に、『私は自信がないのでやりません』といった生徒さんには、私は相当厳しいことを言うようにしてました。

もちろん正当な理由があってならいいのですが、その多くは、漠然とした自信のなさからそういう風に発言することが多いからです。

そして、この時に腹をくくって、未経験ですが阿部さんたちに教えてもらいながらでも頑張ります!!!と、腹をくくって立候補できた人が行政書士として生き残る傾向が高いです。

実は仕事ほしい欲しいと言いながら、本当は、仕事が来なくってほっとしている人たちが結構いるのが行政書士の世界。

そして行政書士のメリットでありながらそれをデメリットに変えてしまうのが、『維持費の安さ』

つまり行政書士は、仕事がなくても、何となく続けていくことができるので、自分が何が何でも頑張るんだ!!!という気持ちを出せない人は何となく行政書士という肩書を持って、満足して終わってしまっている人が多いんです。

そうなると、「食えない食えない」言う人が増えるんですが、これ大きな間違えで、食えないのではなく、あなたが『行政書士で食えるようになる気がない』んです。

そこに「は!」と気が付けた人から玄徳庵でも開花する方が多いので、このマインドは本当に怖いなと思います。

6、プライドが高すぎる完璧主義

これ、1番の過小評価のところでも話をしたんですが、今回は過大評価の方ですね。

私は完璧じゃなければならない。そんな完ぺき主義が多いのも士業の世界独特の風習です。

だから、ネットなどでも正義マンと呼ばれる人たちが、自分の完璧主観から外れている人たちを攻撃して満足していたりするんですが、正直恥ずかしい行為なんでやめた方がいいと思います。

さて、このプライドですが、多少は必要なんですが、以前ちょっとした相談に乗った行政書士さんでも、『私は〇〇で働いていたんだから、私が言っているのが正しいんだ』という風に、周りの人の意見を全部無視して、結局食えない行政書士になってしまった人がいます。

たしかにその経歴は凄いんですが、過去の経歴や実績にしがみつくほどカッコ悪いことはありません。だって、今の自分がダメだってことでしょ?

特に行政書士は、人に頭を下げたり、他の人が嫌がる部分のケアをしていく役割を求められています。この役割が他の士業より多いんではないかなと思うくらいです。

だから、プライドが高すぎて頭を下げたりできない。または現実の自分の実力を冷静に見ることができないのは、結構危ないんですね。

実るほど頭が垂れる稲穂かな。

実力がある人ほど、頭や腰が低い。それでいて卑屈ではない自然体です。それに気が付いていかないと、いつまでも食えないままですよ。

7、自己開示が怖い…コミュニケーションから逃げる

商売というか、世の中の多くはコミュニケーションで成り立っています。

六法全書で成り立っているのではなく、一人一人のコミュニケーションで成り立っているんです。

つまり、コミュニケーションをとれない人は行政書士は務まりません。

とはいえ、コミュニケーションって訓練でなんとかなるんです。私の周りの行政書士さんもコミュニケーション苦手だった方多かったですが、行政書士になって頑張って努力したら、今では超人気者です。

実はこれ、SNSなんかでもいっしょで、ああいうのってコミュニケーションツールなんで、発信したり話しかけたりしながら訓練していくことができます。

一方通行の情報発信だと、誰も向きもしてくれませんが、相手のことも考えてコミュニケーションを意識すると途端に輪が広がります。

そして輪が広がれば、応援してくれる人も増えるので、仕事の可能性も広がるんですよね。

令和の時代は、コロナの影響でこのコミュニケーションがすごく重要になります。ぜひ、皆さんも怖がらずに向かって行ってくださいね。

8、安くしないとライバルに勝てない?値引き癖があるとまずい

そして最後に、今日は値引き癖の話。

値引きはしちゃいけないという指導を玄徳庵ではしています。というのも、値引きをするのではなく、その価格でもお客さんが喜んでくれるように商品の品質を上げればいいだけなんですが、その自信がないから多くの人は値下げをします。

価格というのは、戦略で、こういうお金を払ってくれるこういうお客さんに来てほしいんですよ。という意思表示なので、安くすればドンドントラブルメーカーが集まってきます。

そして、ある程度の金額のお客さんの方がしっかりルールを守ってくれる人が集まるので、サポートもしやすいんです。

たとえば、価格を安くして、違法行為に手を染めてしまった場合。あなたはとんでもない損害を被ることになります。

無料でやっても、有料でやっても行政書士は責任を問われる場合がありますので、それならばその品質にしっかりと自信をもって正当な対価を求めてください。

すぐ弱腰になって、値引きに逃げるのは、自分の責任から逃れているだけになります。

私も事務所を経営しているときに価格をほかの事務所よりちょっと高くしてました。それでも、選んでもらえるように必死に努力をしました。

そうすれば、お客さんは納得して、高くても選んでくれるんですね~。値引きしないと買わないという幻想から抜け出していきましょうね。

最後に

ということで、今思いつく8個の癖について書きました。この癖ですが、メンタルの問題だって気が付きましたか?

そう。起業がうまくいくかどうかって、経営者のマインドを手に入れられているかどうかなんです。

技術云々で小手先で何とかすることはできますが、やはり新人のうちにしっかりとマインドを変えてしまうことが重要なんだと気が付いてください。

行政書士は食うというだけなら難しくない仕事です。

ただ、その資格を使って、どのように自分が成長し、みんなを幸せにしていくかのビジョンがないと、こういったメンタル面から崩壊していきます。

是非、自分のメンタル強化の訓練をしていってくださいね。

ちなみに、玄徳庵で一緒にメンタル強化に励みたい方は、簡易コンサルのBクラスでお待ちしてますよ。

 

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