こんにちは。無理せず起業塾、塾長の阿部です。
さて、皆さんGWが終わりましたが、いかがでしたでしょうか?自営業だと、GWもなかなか関係ないのですが、ゆっくり皆さんが休めているとうれしいなと思います。
ということで、今日のお話です。
最近気になっていたことなんですが、『労働者脳』とでもいえばいいのでしょうか?会社員時代の名残が強く、起業してからもまるで『労働者』の考え方でふるまえってしまう人が多い。
そんな様子が見受けられます。
労働者と、経営者は役割が全く違います。ここが分かっていないと、自分のキャパを超えて、仕事が自分の身を亡ぼすことになりかねないんですね。
ということで、過労死しないためにも、しっかりとこの辺りの割り切りを身につけましょう
■フリーランス・法律家に多い労働者脳から抜けられない人たち
さて、私は、経営者と、労働者の違いはいくつかあると思っています。
それを勘違いして、経営者が労働者と同じことをしても会社が立ちいかなくなりますし、労働者が経営者のようにふるまうと目障りといわれます。
まぁ、実際私なんかは、経営者側に近い脳になっているので、副業時代なんかは、経営者からは好かれ、中間管理職に嫌われ(笑)という状態でした。
そう、それぞれに役割というものがあるんですね。
では、その役割についてみていきたいのですが、ここで一つだけ先に問題点を上げると、複数で起業する場合は、この経営者と労働者を分けることが簡単なんです。
ところが、多くの場合は、経営者をしながら、自分も現場で働かなければならない『経営者兼労働者』としてスタートする人が多いということ。
そして、これが、いろんな不具合を呼び起こしています。
■労働者の役割は何だろう?
それでは、まず最初に、労働者の役割なんですが、これは、労働という対価にお金をもらう役割の人たちです。
もっといってしまうと、『自分の時間を他人に差し出すことで収益を上げる人たち』が労働者になります。
そして、お給料や報酬の額の違いは、『その人の価値』によって変わってくる。これが本来の労働者だと思うんですよね。
まぁ、日本は、平等が好きなので実力ではなく、時間や年数で判断する会社が多いのも確かなのですが、これは、恐らく、『会社側がその人の価値を正しく評価する力がない』ので、こんなスタイルになったんだとは思っているんですがね~。
ああ、あくまでも個人的な見解です(笑)
まぁ、会社の話をしても仕方ないので、話は戻しますが、つまり、『自分の労力や時間を対価に報酬をもらう』というのが労働者なわけです。
ただ、労働者として頑張って報酬を上げようとしても、どこかで限界が来るんです。
だってしょせん人一人にできる事なんて限られてますから
■では、経営者の役割は?
では、経営者の役割は何か?
これなんですが、労働者とは全く逆です。
経営者とは、『他人の労力や時間を対価に報酬を増やす』というのが役割です。
つまり、自分一人では、稼げる額が決まっています。そこで、自分が働かなくても、あるいは、自分が一歩引くことで、たくさんの分身を作り、自分の目的を達成する人。
これが経営者だと私は考えています。
つまり、経営者が、ばたばた働いている状態は、健全な状態ではありません。
実際、私もいくつか会社を見てきましたが、社長がばたばた働いている会社ほど経営が危険になっている傾向があります。
これは、人がどんなに増えても、社長一人のキャパでしか仕事が処理できないので、そのキャパを超えた部分は、結果が出ないからですね。
■それでは、あなたに当てはめてみよう
ということで、話はもうちょっと小さくして、無理せずに来てくださっているフリーランスや法律家の皆さんに話を戻します。
最初に言ったように、多くの場合は、最初は、『経営者兼労働者』というスタイルにどうしてもなってしまいます。
そして、それがしばらく頑張ると、『労働力不足』つまり、自分のキャパを超えたことに気が付き始めます。
さて、ここからが、あなたの大きな選択肢です。
そのまま、毎日目まぐるしく働き続けるなら、そのままでも生きてはいけます。何の準備もしなくていいので非常に楽です。
ただし、あなたが体を壊したりしたら、それであなたは一切の収益をなくします。
一方、人を雇う、外注先を作るとなると、一時的に収益が減ります。そして、トラブルや悩みも増えます。
ただし、それが落ち着いたころになると、あなたが働かなくても、仕事が回せるようになっている状態が出来上がるんですね。
私が、全国のお客さんを相手にできていたように、私が仕事をとってきて、パートナーに現地調査などをお願いして、仕事をするなんてこともできます。
実際、私が体調を崩して外に出れないときも、仕事は問題なく回ったので、安心して、体調の回復に集中することができました。
経営者であれば、自分にもしものことがあった時にどうするのか?ここは常に考えないといけない部分なんですね。
そして、人間はもろいです。あっという間に、体調を崩したり、最悪命にかかわることもあります。
そんなときも、どうやってリスクを避けるのか?そんなことを考えるのが経営者ですね。
これは、稼ぎがある程度出るようになって悩み始める問題ですが、私もかなり苦労して、取り組んだ分野です。
労働者では、いずれ限界が来ます。
できれば、経営者になっていってほしい。そのうえで、他の人の力を借りて、自分の本当にやりたいことのみに集中してほしい。
そんな人生を送ってほしいなと思うんですよね~。
無理せずの生徒さんも、その段階まで来たら、私はトラブルにならない外注の仕組みなどを作り上げる協力もしています。
労働者から、経営者に変わりたい!そういう意志のある方は、私のところに相談に来てくださいね。
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