こんにちは。無理せず起業塾、塾長の阿部です。
さて、先日メルマガの読者さんの行政書士さんから質問が届きました。
私も行政書士を引退してはや1年ちょいがたちました。早いもんですね。ですので、行政書士の開業に関する質問はだいぶ減ってきてますが、それでも生徒さんは行政書士さんが多いので、いろんな質問が届きます。
今回いただいた質問は、こんな感じでした。
行政書士の難しいところは、『プレーヤー』と『経営者』を同時にこなさなければならないことです。
本来は、プレーヤーと経営者は分離しているのが望ましいのですが、如何せん、行政書士事務所は行政書士しか作れませんし、行政書士が他の人に書類作成をさせて、経営に専念するわけにはいかないのです。
そうなると、これを同時にこなす器用さというのがどうしても求められます。
この器用さが、たいていの人には残念ながらないんですね(泣)だから、行政書士事務所が生き残れないというケースがしばしばあるわけです。というか、しばしばどころか、9割がつぶれているといわれますからね。
ちなみにこの統計の数字って、私みたいなケースも、潰れたことになってるのかな?(笑)別事業がうまくいってそっちに専念したパターンも。
さて、話は戻して、このプレーヤーと経営者のバランスですが、事務所を潰したくなければ、経営者の割合を多くする必要があります。
というのも、どんなに敏腕のプレーヤーでも、仕事がなければその腕を振るえませんからね。
超一流の野球選手がいても、チームがなければ、試合がなければ、その腕は振るえぬまま終了してしまうんです。それと同じです。
一番大事なのは、残念ながら、実務ではなくまずは経営を学ぶことなんです。
というのも、そもそも、行政書士になっている時点で、法律の基礎はしっかりと学んでいるはずです。その基礎を今度はどう使うか?というのを学んでいくことは大事ですが、それだけを学んでも意味がありません。
一方、経営に関しては、前職が経営に関する何かをしていた人なら問題ありませんが、そうじゃないときは、経営の勉強を必死にする必要があります。
そうじゃなければ、いつまでたってもお仕事は来ないし、お仕事が来ても利益にならないからです。
実務講座に出る。これは誰もが気が付くことです。
そして自分の商品にいかに知識があるか?これは商品を売るうえで、かなり大事なポイントでもあります。
だって、自分の商品の価値が分かっていなければ、商品のアピールもできませんから。
でも、アピールの方法が分かっていなければ、それを使いこなすこともできません。
つまり、バランスをいかに上手に取れるかなんですね。
その上で、実務は当然勉強して当たり前ですので、(最近勉強不足の人が多いみたいですが…)あえて、私は経営を積極的に勉強してくださいというようにしてます。
経営が無理なら、あなたの努力は、無駄になってしまうかもしれないんですから。
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