私がお金と遅刻に対して厳しい話をする理由は、行政書士の時代に経験したことがきっかけなんです。

こんにちは。玄徳庵の阿部です。

さて、昨日は、玄徳庵のCクラス生徒さん向けの授業を開催しました。テーマは、『長く続く行政書士の連携の注意点とコツ』について。

人脈という言葉をよく使う人がいますが、名刺交換して知り合ただけの人を人脈と呼ぶ私は意味が解りません。

というのも、経営者になって、ましてや法律業をやるとなると、『人は悪意なく裏切るもの』ということをいやというほど思い知ることになります。

その裏切りは、ちょっとしたものから、大きなものまでたくさんありますが、ちょっとしたものであったとしても、それが原因で相手の会社に莫大な損害を出すことがありうるんだということ。

そんな当たり前のことすら、自覚できていない人と仕事を組むのは、お客さんを守るためにも、自分自身の家族や仲間を守るためにもするわけにはいかない。そういう覚悟は経営者であれば、誰もが本来持っているはずなんです。

そして、残念なことに相手は大人同士なので、叱ることや注意してくれることはなく、そういう裏切りを繰り返す人は、一人ぼっちの孤独になっていって初めて気が付くことになります。

私自身が、短期に稼ぐ方法や、あっという間に売り上げを伸ばす方法とかを、知っていても教えないのは、そういうテクニックだけで先に進んで、こういう大事なことが分かっておらず、自滅していってしまった先輩たちがいるからでもあります。

かくいう私自身も、うっかりやらかすところを、ぎりぎりでとどまれただけだったので、偉そうには言えないのですが。

さて、昨日の授業で話をしたのですが、事業の連携で最も大事なのは、『発注元』が、組んでいるパートナーの責任を全部背負い、リーダーシップをとれるかどうか?ここに集約します。

誰がどんなへまをやっても、発注元がしっかりと責任をとる。

その覚悟でパートナーというのは決めなければなりませんし、その上で、パートナーもお客さんも当然守らなければなりません。

そういう立ち位置に立つ覚悟がある人が、本物の連携というのをできるわけです。

ところが、多くの人は、そういう覚悟もなく安易に知らない人に仕事を丸投げする人も多いわけですね。そこでトラブルが生じます。

  • お客さんを奪われた。
  • お客さんどころかそのあと約束していた仕事まで奪われた
  • お金を払ってもらえない
  • お金を払ったのに仕事をせずに電話すら出ない
  • お客さんにとんでもない態度で接してクレームが来た

こういう行政書士からの愚痴ってよく聞きますが、それは発注元の責任であり、その任せた士業や異業種をパートナーに選んだのも問題ですが、裏切るような相手に全権を任せて、お客さんの命運を握らせたのがそもそもの問題です。

お客さんは、その紹介したパートナーのせいで、不幸になるかもしれません。

相手がどんなにすごい資格を持っていようが、たとえば、○○会の元役職者みたいな人でも、裏切り行為をする人や逮捕される人だっています。

そういうのをしっかり見抜くのは、発注元の当然の責務です。

そして、その覚悟を持った時に、私は思うんです。どんな裏切り行為をする人を、信頼できない人って判断するかって。

私は、最初、お仕事を一緒にする前に、小さなお金のやり取りや約束をすることが多いです。

ほんの些細な小さな小さな約束です。

でも、その約束をきちんと守る人か守らない人かで、この人は信頼に値するかを申し訳ないですが判断させていただくことが多いです。

特に、お金と時間の問題。

ここを裏切る人は、信頼ができないと判断をすることになります。

だから、私も、玄徳庵では生徒さんたちに、『しっかり期日までにお金を払う』『払わない場合は、一までに払うかの連絡を入れる』というのを厳しく話しします。

もちろん事情があって、遅れるのは構いません。

私だってお金がつらくて、どうにもならないときもありましたので。

でも、私は少なくともお金と時間だけはしっかり守るようにしていました。自分がたとえ食えなくなっても、お金の問題で、他者に迷惑をかけるのは、約束を破るのは『信頼』という大きな財産を失うことになると知っているからです。

無料のblogなんかは今度書きますね~。といったまますっかり忘れちゃうときがあるので、偉そうに言えませんが(笑)

誰かとの打ち合わせや、業務などの期日、そういう1人ひとりとの約束の時間に関しては、絶対守る努力をするようにしています。

時間というのは、お金と同じ価値のあるものなので、これもないがしろにすると、信頼をなくすからですね。

この辺りを、私のするのは、甘えで許されるところはありますが、その一方、同じことをほかの人や取引先にすると、その時点で信頼できない人として、仕事を切られる可能性もあります。

だって、お金や時間にルーズな人にお客さん任せられませんから。

実際、私は、行政書士時代とても人柄がいい他士業の方と仕事を組んでましたが、その方が、時間にルーズな方だったので、お客さんとの約束の期日を破りそうになり、その方との連携をやめたこともあります。

仕事の腕がよく、人柄がよくても、時間が守れない。お金の約束を守れない人は、私のお客さんを守れない人なので、任せるわけにはいかないんです。

そういう覚悟を決めて動くのが私はリーダーの役割だと思いますし、それをしっかりと理解してくれている人がつながるのが本当の連携だと思うんです。

ということで、あなたも肩書や見た目などに惑わされず、しっかりと、信頼できる仲間とつながるように意識してくださいね。

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