こんにちは。ギバーのための経営塾!玄徳庵のこうめいです。
夢の行政書士資格をGET!早速開業!先輩行政書士からアドバイスをもらおう!!
そんな風に気合を入れてルンルン気分で頑張っていたのに突然同業者によって最悪の経験をするなんてことがあります。
行政書士の先輩の中には「何でも聞いてね」といってくれたり、「何でも教えてあげるからうちで働かない?」という嬉しいことを言ってくれる人がいます。
ただ残念なことにこの中の何割かはテイカー行政書士。つまりあなたに教えることでそれ以上のメリットを何か得ようとしている人たちなんです。
そういう人と仲良くなってしまったがゆえに、廃業に追い込まれたり、廃業には追い込まれてないんだけどうまく飼いならされてしまったりという悲劇が結構起こっています。
今回感想をいただいた生徒さんもそんな中のおひとりでした。
生徒さんは開業したてのころ、その支部の役職についている先生に出会います。
その先生から「俺のところで働かないかい?実務を教えてあげるよ」といわれ、大喜びでその先生のところに通うようになりました。
それから半年、時間を作っては先輩のところに通って仕事の手伝いをしていたのですが、なんとこの期間中ずーと無給。しかも休ませてもらおうとしても休ませてももらえません。
そんなところになんで半年もいるんだと思ったら、その先輩はこういうそうです。
「俺のところがこの地域でこの業務のトップ行政書士事務所だ!俺に逆らったら廃業まで追い込んでやるからな」
この言葉におびえて、さらに、多少なりともお世話になったことに恩を感じてしまい、タダ働きのいい道具として飼いならされてしまっていたんです。
特にその生徒さんは他のバイトもしていたので行政書士で稼げなくてもなんとか生活費を稼げていたので、タダで使っても生きていけるので、その先輩行政書士からすればいいカモだったんです。
このままこんな生活続けないといけないんだろうか?
そんな不安から、たまたまであった私に相談を持ち掛けてきてくれた生徒さん。
「その先生はテイカー型行政書士です!絶対に距離をとらないと、生徒さんが不幸になりますよ」
そんなアドバイスをした私でしたが、それでも生徒さんは不安そうでした。
「そうはいっても、支部の先生ですし……」
「いや、支部の先生って言っても、誰かの事務所をつぶせるほどの力を持った行政書士なんて全国見渡してもほとんどいません!そういうこと言って、何の力もない人ほどそういうこと言うんです。すぐ距離をとるべきですよ」
それを聞いて、意を決した生徒さんは、
「わかりました!勇気をもって断ってみます!!」
決意が固まったところで、私も一言提案させてもらいました。
「なら、テイカー型の人に恨まれないで別れられるコツをいくつか伝授するので、この流れで、別れを告げてきてみてください」
……その後しばらくして、生徒さんから報告をいただきました。
「こうめいさんのアドバイス通り話をしたら、『それなら仕方ないな』と、その先輩の事務所に行かなくていいことになりました。もっと早く相談すればよかったです。ありがとうございました!」
さて、ギバー型行政書士はテイカー型行政書士に搾取されて苦しんでいるケースがよくあります。
そしてテイカー型の多くは、「俺のところにいるのは幸せだろ?」「俺と関わらなくなったら不幸になるぞ」という洗脳をしてこようとします。恐怖心をあおるんですね。
そして仮にもお世話になったことでギバー型行政書士はその先輩に恩返しをしないといけないという思いから離れられなくなります。
その結果、この生徒さんのような不幸を生み出し悪徳な行政書士さんを生み出すことになります。
ちなみに恩返しにとらわれてしまうギバー型の経営者さんは「恩送り」という概念を覚えてください。
恩というのは本人に返せれば一番ですが、返せないときは、ほかの人にその恩を返す。世の中からいただいた恩を世の中に返す。そういう広い視点で恩返しをとらえること。
直で返さないといけないという脅迫概念があなたの縛り付けるのであれば、それは恩送りの概念に切り替えてほかの人に返してあげるんだと考えるようにしてください。
具体的にはその先輩にされて嫌だったことをやらず、うれしかったことをなるべくやってあげる。これで十分、業界にも世の中にも恩送りしているのでOKなんですよ。
私もコンサルに行政書士に塾の先生にといろんな先生をやってましたが、その生徒さんたちに恩返ししてほしいと思ってませんし、もし恩に感じてくれているなら、恩送りしてほしいなと思ってます。
あなたもそう考えて、テイカーの人への感謝は恩送りで返せばいいんです。
もちろんテイカーは執着してくるかもしれませんが、それを跳ねのける強さをぜひ持ってくださいね。
こんなテイカー行政書士から搾取されないためのアドバイスをさせてもらってます!
玄徳庵のコンサルクラスであなたがはまりやすい沼を一緒に避ける方法を学んでいきましょうね!