こんにちは。フリーランス&小規模事業経営者の不安を希望に変える玄徳庵の阿部浩明です。
先日ラジオ放送でも話したんですが、いま改めて玄徳庵はどんな人とともに歩んでいく起業塾なのか?そして、どんなものを皆さんに与えることができる起業塾なのか?私自身は、なにを人生で成しえるべきなのか?
真剣に考えすぎて、頭が久しぶりにエネルギー切れになっています。
さてさて、そんな中いくつか出てきた私の役割の中に、『ローリスク起業』というものがあります。
ローリスク起業とは、お金を極力かけずに、コツコツと実績を積みながら、自分の価値を高めていく起業法です。
その一方、ハイリスク起業法というのは、開業してすぐに借金や従業員を雇いながら権威を最大限高めたり、お金を使って外注したりしながらハイペースで事業展開する方法です。
私はこの、ハイリスク起業法をお勧めしていないんです。
というのも、初めての起業でそれだけのお金をかけて、ガンガン飛ばしたところでうまくいくためには、『実力・行動力・運・計画性』などいろんな要素が絡まってくるんです。
そういう要素をいち早くつかむために、お金や人を集めてガンガン攻めるのがハイリスク起業法なんですが、私は、それで成功している一握りの人の陰でたくさんの屍。つまり廃業者たちが出ていることを知っています。
特に、行政書士のような士業何て、ローリスク起業の典型的な経営ができる事業なのに、ハイリスクに舵を切ったがゆえに、にっちもさっちもいかなくなってしまっているなんてことは、珍しくもありません。
たとえば、
- 開業してすぐに銀座に事務所を構えたいと創業融資を受け数カ月で廃業した
- 人を雇ったはいいものの仕事をどう回していいかもわからずに、従業員と一緒に悩んでいるうちに廃業した
- ある程度収益は出たものの融資の返済の期間がきつめで、黒字なのに廃業になった
- 自分の事業の運転資金のために融資を受けたのにそのお金をほかの事業者に貸してしまい、自分の事業がつぶれてしまった
個人情報の関連からちょっと脚色してますが、これらは実際に私が目にしたハイリスク型の経営者が陥った実際の事例の一部です。
これらは、自分の実力がどの程度かもわからないのに、過信して借金や人を雇うなどの経費が掛かることに簡単に手を出してしまた故の失敗が原因の廃業です。
その一方ハイリスク型は、結果を出すときはものすごい勢いで結果を出すことができたりもします。
まさにギャンブルともいえる起業の方法なんです。
その一方、玄徳庵が薦めるのは、ローリスク型の起業です。
というか、製造業などの一部の業界以外は、借金をせずに普通に事業を始め継続することができます。
それが一番健全な状態のはずですが、銀行から借金するのが当たり前なんだよというような、自称専門家たちからのアドバイスを聞いたり、先輩たちからのアドバイスを聞いて、うっかりしてしまう人がいるんです。
いや、もしかするとその専門家、あなたが借金をすることで利益がある人たちかもしれませんよ?
たとえば、行政書士なども、融資をお客さんに受けていただければその融資のお手伝いで利益を上げることができます。銀行さん等も自分の融資の実績を上げたい。なんて思っているかもしれません。
どこにどんな罠があるのか?
起業したてでは、相談する人や、参考にする人を間違うと、そういう罠に引っかかってしまうわけです。
私も行政書士時代に、会社設立のお手伝いをしてましたが、お客さんに会社を設立しない方がいいですよ。というアドバイスをする珍しい行政書士として、税理士さんやほかの士業の方から誉められた時に、そのことに初めて気が付きました。
自分たちの事務所の売り上げのために、必要ない会社を作らせる行政書士や司法書士といった専門家がいるんだ……。
そうなんです。
世の中にはたくさんの情報が出回ってますが、その情報が善意なのか?裏に何か思惑があるのか?それは、あなたがしっかり読み解く必要があるんです。
え?私の情報?
私も玄徳庵に来てほしいから書いてますが、私の場合は、生徒さんたちに他のコンサルとかも覗いてきてもいいよ。という風によく言います。
私以外の価値感に触れることで、開花してくれるならそれはそれでうれしいわけですから。
という考え方です。
だから、自分に不利益な情報も時々出していたりします(笑)
でも、世の中私のように甘い経営者ばかりではありませんので、多くの場合は自分に都合のいいことだけを書いて、都合の悪い情報をこっそり隠していたりします。
まぁ、そういうものなんです。
そして、それに気が付いたり学んでいく時間もなくハイリスク型は、どんどん成長していってしまいます。その結果、そういう罠にはまってしまったときに、大損害を被ることになるわけですね。
だから、私はまずは、ローリスク型でスタートすることをお勧めしています。
私自身もローリスク型でしたが、すでに開業11年目に突入しています。
スタートは遅くなりますが、ローリスク型も、しっかり長く続けることができるんです。
ということで、無理に借金や背伸びをした経営をせずに、私と一緒にローリスク型の経営法を学んでいきましょう^^
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