学習塾が、生徒数を教室いっぱいにすることは、カンタンにできます!

こんにちは。無理せず起業塾、塾長の阿部です。

さて、私は、士業の事務所さんと学習塾さんの売り上げを上げるのが得意です。

というのも、両方の世界で約10年現場を見てきているからなんですね。

実際私が、現場にいたときに、全く売り上げが振るわなかった教室が、教室が足りない!ということで1年半で募集中止になるくらいにまで、生徒数を増やして経験もあります。

当然その塾さんの信頼があってのものですが、その信頼を100%生かせていない塾さんがあまりにも多いのは事実です。

たとえば、いまだに「合格実績」だけで勝負をしようとしている塾さんはありませんか?

合格実績は失礼ですが、大手学習塾には勝てません。

というのもご存知の通り数字のマジックで、合格実績を割り増しすることが大手さんならいくらでも可能だからですね。(いわゆるダブル受験や、模試を受けに来ただけの生徒も合格実績にいれたりいろいろやってますよね?)

分母数の少ない学習塾は、大手に勝つためには、大手と同じところをアピールしていてはだめなんですね。

では何をアピールするのか?

まずは、あなたの塾はどんな強みがあるか?数字として考えてみましょう。

1、合格実績ではなく合格率で考えてみる

『4人に一人が東大へ』のキャッチフレーズが某塾さんの宣伝で有名になり、躍進されましたが、あれも上手な数字の見せ方です。

たとえば、

○○塾の25%が東大生

東大○名、慶応○名、早稲田○名

こんな広告だったら、誰も食いつきませんでした。というのも、数字のすごさが分からないからです。

とくに、○名合格というのは、全く持ってすごさがわかりません。

恐らくそれですごいとわかるのは同業者だけなんですね。あれ?あの塾の割には、○○高校合格者少なくない?どこの塾が合格者だしたんだろう??

みたいにね。同業者は見るわけですね。

いっぽう、一般の人は、分母数も合格枠もわかりません。だから、よほどインパクトのある数字じゃなければ、ダメなんですね。

そんな中、『4人に一人』は非常にわかりやすい。数字は少なければ少ないほど現実味がわきますし、4人に一人なら自分もいけるんじゃないか?しかも東大に行けるなら、他の学校も行けるんじゃないか?なんてイメージがわくんですね。

ただし、東大とうたうデメリットは、東大以外の学校を狙う塾が出てきたら、そこを目指す生徒は、そちらに流れてしまうというデメリットもあります。

つまり、どこまで絞っていいか?安易に東大とうたってしまっていいかは、また、ちょっと考えなければならないポイントでもあるんですね。

東大とうたえば生徒が来ると思ったら大間違いです。

2、他にもアピールポイントがないか考えてみる

ですが、そういう数字のほかにも、実は秘めたる力を持っている塾さんは非常に多いんです。

たとえば、保護者はなぜ塾に通わせているかを考えてください。

  1. 志望校合格
  2. 成績を上げたい
  3. 教養を学ばせたい
  4. 習い事として塾に通わせたい
  5. 社会に出てから生き抜ける力をつけさせたい
  6. 何となく周りが通わせてるから

色々な原因がありますよね。また、生きたいと決意する子供たちも

  1. 志望校合格
  2. 成績を上げたい
  3. 友達と一緒に通いたい
  4. 学校ではうまく勉強できる環境にないので、勉強の面倒を見てほしい(学級崩壊など)
  5. 学校の先生との相性が悪いので塾で勉強したい
  6. 一人じゃ勉強できないから管理してほしい
  7. 変わりたいけど何をしていいかわからない
  8. 何となく

サラっと書いただけでも、こんな動機があるかと思います。

とうぜん、保護者さんも生徒さんも双方が『成績を上げたい』『合格したい』は思っていますが、実際に塾を決める最終的な要因は、『その他にある』ということに注目してください。

合格実績だけで選んでいるなら、大手塾さんや、一部の塾さん以外存続が不可能ですよね?あなたの塾がそのような塾なら問題ありませんが。そうではないなら、きちんと考えていく必要があります。

3、一番わかりやすいアピールポイントは、これ

一番わかりやすいアピールポイントは、『講師』の紹介です。

というのも、塾は講師を売り物にしている。要するに商品は講師自身なんです。これに気が付かずに、講師の個性を殺して画一的に授業をやらせようという残念な方針の塾もありますが、時代は、そういう時代ではありません。

もはや、世の中には学びの方法やテクニックなどは、無料で出回っています。

見てください。YouTubeなどでは、たくさんの塾の授業が流れてしまっていますよね?

それを流している塾の集客率は落ちていますか?そんなことはないはずです。

あ、もちろん失敗してしまっている人もいるとは思いますが、それは、戦略なしにただ単純にマネだけをしてしまったからだと私は思うんですね。

その話はまたにして、テクニックはもう人気が出ないとなれば、どうすればいいか?答えは、誰に教わるか?のところになるんですね。

テクニックや技術ではなく、誰が?に人の目は移ってきています。

ということは、こんな講師が教えてくれる。というのは、かなりの宣伝になるんです。

大手予備校さんの講師がたくさんテレビに出てますが、あれは、かなり大きな宣伝になっているはずです。

その先生に授業を習うことができるかもしれない。こんな先生がいる塾なら行ってみたい。そういう欲求が働き始めるんですね。

学習塾などの先生業ほど人を見られる仕事はありません。

人をきちんと見せることで、信頼をつかむ。その人の見せ方にも、工夫が必要なんですが、それはまた今度お話ししますね。

ということで、今日はここまで!

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