「経国済民(経世済民)」の意識を忘れた経営者はテイカー化し裏切られる

こんにちは。いい人がいい人のまま幸せに生きる知恵と勇気を届ける学び舎!玄徳庵のこうめいです。

いま、ビッグモーター事件が世間を騒がせています。この騒動、まさに典型的テイカー型経営者さんがその能力をいかんなく発揮した結果がよく見えてくるので、私たちも自分たちを律する意味も含めて反面教師にさせていただきましょう。

さて、ビッグモーターさんの騒動ですが、カンタンにいうと「お客さんから預かった車の破損個所を自分たちで悪化させ、保険金を多く不正に受け取った可能性がある」というのが今回のことの発端。

ですが、確かにやばい行為ですがこれだけであればこれほど大きく世間に注目をされなかったと思われます。

というのも、ビッグモーターさんを利用していない人からすればあまり関係ない話ですし、そこまで関心ないな~。という人も多かった可能性があるからです。

ところが、この騒動どんどんいまだに関心が広まっています。その大きな分岐点になったのが社長さんの謝罪会見。

悪意はないのかもしれませんが、聞く側からすると経営陣が自分たちは被害者で従業員に問題があると現場に責任を押し付けるような言動をとってしまったように聞こえたことで、世間が怒り始めたんだと思うんです。

そしてその注目に乗って、その後にも様々な内部の問題点がどんどん流出してきています。テイカー行為はいずれこのように「自分が弱ったとき」に一斉に返ってくるようになっています。

先ほどTwitterでもつぶやいたんですが、商売は「経国済民(経世済民)」を忘れたら私は成り立たないと思っています。

自分たちの利益を上げること。業界での地位を守ること。こういうのに必死になって、周りの人を傷つけてでもしがみつく人って結構います。

でもそれは、「経国済民(経世済民)」とは真逆の考え方で、利己心を一番大事にし、世の中を不幸にする行為です。

どんな事業でも、周りの人を味方につけられなければいずれ事業は衰退し滅んでいきます。

最初はみんなそんなことをわかっているはずなのに、気が付くと勝負の世界に負けないことだけに必死になり、テイカー化していってしまう。

そういう悲しい経営者のサガを何人も見てきました

そういう人は短期的に成功しますが、結局同じような末路をたどります。

それが遅いか早いかの違いだけでしかありません。

まぁ、優秀すぎるテイカーは、自分の会社が危なそうだと思ったらさっと他人に売り払ったり、ギバーの人に社長職を押し付けることで、トラブル責任を他者に押し付けるなんてこともするので、そのまま逃げ切れるケースも残念ながらあるんですが……。

でも、多くの場合はこうやって何か自分の問題点が明るみになったときに、倍になってやってきたテイカー行為の恨みが返ってくるものだったりします。

そうやって考えていくとテイカーが生み出している商売は「恨み」だけであり、ギバーやマッチャーがやっている商売とは明らかに異なるわけです。

そういう人たちにあなたや私たちまでなってしまうと、日本はとんでもない「恨み」の国になってしまいます。

結果として生きていくの事態が楽しきない環境になってしまうんです。

だからこそ、自分がうまくいっているときなどは特に、「私はテイカー化してないか?」「私はお客さん・従業員・家族・自分自身」をしっかり幸せにできているか?

しっかりと振り返って、間違えた方向に進まないように気をつけましょうね。

ということで今日はここまで。

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