こんにちは。和尚さんと学ぶギバーのための経営塾!玄徳庵のこうめいです。
事務所や会社を立ち上げるときに、いっぺんに事務所の備品を買いそろえる人って結構いらっしゃいますよね?
それはそれでメリットもあるしいいんですが、そういう情報を見ていると、自分もいっぺんに買いそろえないとダメなんだと勘違いしてしまう人も多いんです。で、これが問題。
事務所の設備投資のペースなんて自分が好きなタイミングですればいいし、ちょっとずつ買いそろえていったり、ランクアップしていってもいいんです。
実際、ある行政書士さんは先輩行政書士の言葉にのって、ある地域の一等地に事務所を借り、設備もしっかり整えて事務所をスタートしましたが、結果、資金繰りがうまくいかなくなり3か月で廃業してしまいました。
にもかかわらずその先輩は、いまだに設備を最初に莫大に投資して準備し、事務所の一等地に建てることを新人さんたちにアドバイスしているそうです。
その先輩は悪意があるのではなく、自分がたまたまそれでうまくいったからそれを新人さんに教えているだけなんですが、そのアドバイスで廃業している人がいるなんてお構いなしなわけです。
それが普通の先輩のアドバイス。
だからどんなアドバイスも、自分でしっかり責任をもって考え直すということが必要なんですね。
ところで、私はどうやって事務所の設備を整えたかというと、最初はほぼ友達からの寄付とアウトレット商品とドン・キホーテなどで買ったもので事務所を作り上げてました。
一番高い買い物は「FAX電話機」で、アウトレットショップで買って1万円するかしないかくらい。
それ以外のコピー機も友人からのおさがり。パソコンも私が学生時代から使っているもの、本棚なども自宅で使っているものをメインに再利用していました。
その後、ある程度副業のバイトで収益が入ったタイミングで10万円程度のパソコンを買い、行政書士業務で収益が入ってくる頃に椅子を買いなおし、事務所を移転するタイミングでL字ディスクにグレードアップして……。
といったようにちょっとずつ買い足したり、新しいものにグレードアップしたり。
そんなことをちょっとずつ繰り返しながら、快適な環境を作り上げていきました。
これのいいところは、最初からドン!と設備を整えると、いらないものや使いにくいものも必ず含まれてしまうんですが、最初からしっかりした値段の物を買っていると買い替えにくいんですよね。
その一方、買い足しスタイルは「自分に合ったもの」がわかってから値段がいいものを購入するので最終的にはいい設備が出来上がりやすいわけです。
それに、ちょっとずつ設備が増えていくのって、自分が頑張った証拠でもあるのでレベルアップしているみたいで楽しいんですよね(笑)
まぁ、これは私の性格の問題ですが。
要するに、最初から設備ガッチリ整えないとお客さんからどうのこうのとか、プロ意識がどうのこうのとかいう人はいるんですが、人それぞれ自分のペースでいいんですよ。
そういうのに気が付くことができず廃業してしまう人もいらっしゃるので、そういう罠にはまらないように気を付けてほしいなと思います。
ということで今日はここまで。
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