こんにちは。あなたやあなたの会社の成長を妨げる棘を抜くコンサルタント玄徳庵のこうめいです。
行政書士はかなり開業のリスクが低い職種なんですが、開業に一つだけハードルがあるんですよね。それが、「事務所問題」
このオンラインの時代に「事務所設置義務」があり、場合によっては「常駐義務」とまで解釈されがちな行政書士事務所。そのため、事務所をめぐる悩みというのを抱える方もかなり多くいます。
ちなみに私は行政書士開業当初はアパートで開業したので、その時の経験をもとに、ちょっとだけアドバイスをしてみようかなと思います^^
さて、私は先ほども言ったように行政書士事務所を当時自分が住んでいたアパートを事務所登録して開業しました。大家さんがいい人で、私が学生時代から住んでいたのもあり、OKが出たんですが、そのあとちょっとしたトラブルが発生したんですね。
というのも、行政書士は看板(表札)設置義務というのがあります。
つまり、今まで何にも表札も貼ってなかったアパートに突然、行政書士事務所の表札を貼らなければならなくなるんです。
ここにちょっとした落とし穴があるので参考程度に聞いてみてください。
行政書士開業をした私は表札設置義務に従い、小さなマグネット式の表札を購入してきました。100均のマグネット表札です。
この100均の表札を選んだ理由はいろいろあるんですが、その中の一つに「あくまでも住宅街のアパートなので他の人にっ迷惑をかけないものを選んだ」という理由もありました。
なにせ、大家さんの好意で住宅用のアパートで開業させていただいているわけで、大家さんに迷惑をかけてはいけないというのが私の中にあったからなんですね。
でもね……。
この表札が原因でトラブルが発生してしまうんです。
開業してすぐのころ、仕事があまりなかったのでお昼の時間帯に掃除機をかけていたんです。もちろん家庭用のね。
そうしたら、突然、ドンドンドンドン!!!!と、けたたましいノックが聞こえます。
なんだなんだ??
その勢いにびっくりしたのもあり、ドアをあけずに様子を見ていると、ノックの主が外で大きな声で電話しているのが聞こえてきました。
「行政書士事務所だかなんだかわけわからない事務所勝手に作りやがって!!騒音がうるさい」
そのアパートにすでに8年近く住んでいた私が、普段と同じように生活し、家庭用の掃除機を昼間にかけただけでとんでもないトラブルに巻き込まれたんですね。
業務もまだしてないし、事務所要件も今ほど厳しくなかったので「お金がたまったらいろんな備品を買います」でまだ融通が利いた時代。家には、事務所の備品もほぼない状態。
つまりは、今までとの違いは『表札を出しただけ』の違いでしかなかったんですが、どうやらその表札が気に入らないらしく、普段の生活最低限の音でその人は怒鳴り込んできたわけですね。
その当時は私もまだ若かったのもあり、イライライラとして、逆に怒鳴り込んでやろうかと考えたところを周りに止めらなんてダサい裏話がありますが(笑)
それは置いといて、一度冷静になって考えてみると、
「確かに、突然自分の住んでいるアパートに行政書士事務所ができたら、確かに、不安になるのかもしれない。大家さんとか、管理している人から許可をもらっても、住人を不安にしたのは私の落ち度だよな」
そう考えなおした私は、そのまま高島屋に直行。
そんなに高くないものですが、引っ越しに配りそうなタオルと「法律の問題で行政書士事務所の表札を出させてもらっているけど騒音になりそうな大きな機械や人の出入りが激しくなった時は、別の場所に事務所を構えるんでご理解お願いします」という旨の手紙を添えて、全部の部屋に投函して歩きました。
そうしたら、その日からそのようなトラブルはなくなり、普段通り穏やかに生活しながら5年近くそのアパートで事務所を続けられました。
皆、未知なものは不安なんです。
不安ならば不安にならなくていいんだ。という情報をしっかりと伝える努力が必要です。
もしあなたが、大家さんの好意で「住宅用のマンション」などで開業を許可された場合は、やっぱりそのフロアーに住んでいる人たちに一言、お願いのお手紙を投函するといいんじゃないかなと思います。
今考えれば、そういう細かな近所付き合いが仕事につながることもあるはずなんですよね。
どうしても遠くばかりに目が生きがちですが、自分の足元。自分の近くの人から支持を得る努力は必要です。
私のような失敗をしないためにも、ちょっとした心配り大事にしてくださいね。
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