こんにちは。無理せず起業塾、塾長の阿部です。
さて、私は開業当初お金が全くない状態(貯金残高30万円程度)で開業しました。
ですので、極力お金をかけずに仕事をして、極力、お金をかけずに部品などを買いそろえるということをやっていました。
コピー機は友人に譲ってもらい、FAXはアウトレットで買い、あとのものはなるべく自宅で使っていたものを再利用というスタイルで、スタートしたんですね。
ところが、9年事業をやっている今、後悔していることもあります。
それは、お金をかけるべきところにかけずに、逆に損をしたというパターンですね。
では、どんなことで損をしたのか?お話ししていきますね。
まず、私が後悔した、お金をかけずに失敗したものは、
- 人件費・外注費など人にまつわること
- 長期間使う文具(ファイルなど)
- 長時間過ごす机といす
- 自分にアドバイスをくれるコンサルタントやセミナーの費用
この4つは、私最初の時に、ケチったがゆえに、今ちょっと後悔している部分なんですね。
そして、特に、人に関すること。
申し訳ないですが、私の経験則上、例外はいると思いますが、価格の安い人のサービスは、品質がひどいことが多いです。
その商品自体に問題はなくとも、人間的にまずかったり、こちらが何度もせっつかないと働いてくれなかったり、お客さんに横柄だったりと、とてもじゃないですが、2度は組みたくない。
そんなような人が結構いるのが現実です。
そして、そういう人にあたった時は、大概価格が安くって、自分の利益が大きくなるかな?なんて狸の皮算用をしたときにやられます。
ということで、ここからひとつずつ、どうして後悔したのかについて、お話ししていきますね。
1、人件費・外注費など人にまつわること
これはですね。最初のころは、組んでいる人の価格が安ければ、私の報酬が増えると思い込んでいたので、最初は安い人を探しました。
ところが、安い人は、さっきも言いましたが、何かしらひどいトラブルを起こす方が多いです。
というのも、安いサービスを提供している人は、安くなければお客さんが来ない人。
つまり、何かしらの爆弾を抱えているので価格競争しかできない人ということになります。
厳しいですが、そういう人が多いのが現実なわけです。
どんな爆弾があるかというと、
- 仕事が遅い
- こちらが頼んだ仕事を忘れる
- 接客ができずお客さんに不信感を与える
- お金にルーズ
- そもそも知識が足りない
こんなケースが、私の周りだとありましたかね。もっとひどいと、性格に難あり!という人もまぎれたりしているものです。
一方、ある程度の価格で仕事をしている人は、その価格で商売をしていても評価が正当にされている人ということになります。
つまり、お金をきちんととる人の方が、信頼できる人が多い。そしてプライドをきちんと持って仕事をしている人が多いんですね。
実際、安い人に仕事を頼んで、その人のケアーまでしていたら、よっぽど、高いお金を払ってでもプロに仕事を頼んだ方がいいというのは、経験するとわかるようになります。
皆さん経験しなくていいように、適正価格というのを見抜けるようになりましょう。
2、長期間使う文具(ファイルなど)
ファイルって、今だと100円均一などでも結構たくさん売ってますよね。
ということで、私も最初は、文具一式全部百円均一で整えてました。100均大好きだったわけですね。
ところが途中から、きちんとした文具、コクヨとか、キングジムとか、そういった会社さんの商品を買うようになったのは、長年使っていると、劣化や不便さが分かってくるからなんですね。
まぁ、私自身が文具好きなのもあって、こだわりが強いのもあるんですが、100均のものは、長年使うには、やはり厳しいものがあります。
それなら、最初から1000円~300円出して、
穴あけパンチも、30枚くらいパツンとできるいい穴あけパンチを買った方が仕事がはかどります。 私は、これ使ってます。
要するに、安いものを買うことによって、代用ができるのならいいのですが、長く使うものに関しては、やはりきちんとした性能のいいものにしないと、結局買い替えることになり、費用が莫大にかさみます。
私どれくらい使いにくい文具にお金をかけてきたんだろうと思うと、最初から、ちょっといいモノを買っておけばよかったなと思います。
3、長時間過ごす机といす
私行政書士になってから、ストレートネックと、それからくる腱鞘炎。軽度のヘルニア・視力低下などの発症をしています
これらですが、特に事務作業の多い仕事をしている人は、体を壊す危険性というのをしっかりと考えないとだめです。
たとえば、長時間歩く人なら、「靴」にはこだわる必要があります。
そうしないと、靴擦れなどでパフォーマンスが落ちて、仕事の効率が落ちるからですね。
同じように、お金をかけなければならないものとして、机、いすというものがあります。
特に椅子ですが、疲れの度合いが、全く違います。
私も最初は、ドン・キホーテの数千円の椅子と、無印の数千円の机で仕事をしてましたが、それで体を壊してしまった。
一般家庭のようにはいいのですが、プロとして、数十時間座っているような人には、やはりきちんとした椅子と机が必要です。
さらに、その机も、ある程度広いものにしないと、仕事の能率がおります。これらは、数万円単位になりますが、できれば、早いうちに買い足すつもりの方がいいかなと思います。
ただ、お金がないなら、1年くらいは我慢して、その間に変えるように、お金貯めてください。
4、自分にアドバイスをくれるコンサルタントやセミナーの費用
私も開業当初は、お金がなくって、3000円とか、5000円とかのセミナーに出て情報を得ようとしていました。
ですが、こういうセミナーに出ても、何にも実りがないんですね。
というのも、こういうセミナーを主宰している人は、片手間で、お小遣い稼ぎにやっているだけだから。
つまり、本気で何かを伝えたいとか、参加者さんたちを育てたいなんて思っていません。
そうではなく、セミナーやって、お小遣いはいれば儲けものぐらいの感覚でしかないんですね。
そして、そういう人たちに集まってくる参加者さんたちも、おなじく、セミナーに出ることを目的にしている人で、その知識を生かそうとか思っていない人が多い。
これに気が付いたのは、私は、4時間3万円というセミナーに出たのがきっかけでした。
どうしても会いたいセミナー講師の先生がいて、その先生に会うために、セミナーに無理して参加しました。
その結果、そこで出会った人たちとの縁が広がり、仕事の幅も広がるという経験をしたんですね。そもそも、参加者さんたちの活気が全然違うんですよね。
その経験をして、数万円単位のセミナーに出るようになって、やはり『価格がきちんと設定されている人は違う』というのは、すごく感じたんです。
もちろん、例外はありますよ。明らかに半日で30万円とか言われたら、私は参加しません。
それは、怪しすぎるというよりも、私がそこに出て得られる知識がほとんどないだろうなと分るからですね。
価格というのは、来てほしいお客さんへのメッセージでもあります。
30万円を払える人。要するに年収数千万単位の人を読んでいるセミナーです。
そこに、年収数百万の私が参加しても、意味がないわけですね。
という風に、価格というのは、売り手側から、買い手側へのメッセージでもあります。
そういう意味でも、安いセミナーは、安ければ来るんでしょ?という売り手側のメッセージが透けて見えてしまう気がして、私は好きじゃないんですね。
ちなみに、私が、セミナー一回1万5千円という設定にしているのも、この経験から、適正価格がこの値段だなと判断しているからなんですね。
そのあたりは、今度価格のお話で、していきますね。
ということで、安いものには、何かしらの爆弾があることが多いです。
高いものがいいとは言いませんが、適正価格というのをしっかりと見極められる目を身につけてくださいね。
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