こんにちは。玄徳庵の阿部です。
行政書士の方のアドバイスをしていると、私のところに来る前は、決まってみんな同じような成功ビジョンをもって、相談に来るケースが多いです。
これはおそらく成功者の行政書士のインパクトがあまりにも強すぎるからです。
TwitterやFacebookなどを見ていても、あるいは、YouTubeなどを見ていても、同じようなタイプの人ばかりが同じようなアピールの仕方をしているのがいまの現状です。
私は、この成功者像というのが、多くの行政書士の成功を邪魔していると思っているんですね。
たとえば、私も塾講師をやっていましたので、子供たちに自分が成績を上げてきた勉強法を最初は伝えてきました。ところが、全く成績が上がらなかったんですね。
そこで、子供一人一人の性格に合わせたアドバイスをしようと勉強したのが、この本でした。
厳密にいうと、最初に取ったのは、この本ではなく、「9つの性格」という本で、その本を読んだんですが、恐らくこちらの方が分かりやすい本なんで、私は今もこの本を参考にいろいろと分析させていただいてます。
このエニアグラムというのを勉強して、自分なりに、こういう性格の人がいるんだと、落とし込みながら、一人一人と向き合うようになったところから、塾講師としての評価も、子供の成績も上がるようになったんですね。
さて、同じように私は行政書士になり、今の起業塾の塾長になってからも、このエニアグラムを常にチェックするようにしています。
そのタイプごとに、成功の姿や、自分が幸せになる姿というのが変わってくるからですね。
とはいえ、具体的な話をしてみないと、皆さんも、タイプごとに成功の姿が違うなんて、イメージが付かないと思うんで、今回は、2つの例を出してみようかなと思っています。
とある行政書士さん。
彼は、行政書士になりたてのころ、彼は、有名な行政書士のコンサルのところで学び、自信を無くしてしまっていました。その理由は、その有名コンサルさんは例にもれず、タイプ3のイケイケ経営者だったからです。
このイケイケ経営者。自分の結果を出すのは得意ですが、体育会系のぐいぐいタイプで引っ張るケースが多く、ついていけない人には本当に苦痛です。
でも、自分のブランディングは得意なので、自分をすごく見せてカリスマの地位をつかむのが非常に得意なんで、いわゆる成功者になりやすいんです。
ところが、そうじゃないタイプの人からすると、私はそんなにダメなんだろうか?私は「お前みたいな甘ったれた考えの奴は、行政書士をやっていたらダメだ」まで言われたんだけど…。
そういう自信喪失の状態で、玄徳庵の門をたたきました。
そこで私がしたのは、その方のタイプに合わせたアドバイスをすることでした。
その相談者さんは、自分からどんどん押していくタイプではなく、相手のことを受け止めていく能力の高い人でした。
それであれば、イケイケで行くのではなく、お客さんとゆっくり長く付き合えるビジネスモデルを作っていこう。
そういう風に戦略を変更し、それまでのカリスマ行政書士のやり方を全部変えてもらいました。
その結果、その行政書士さんは、今は小さな事務所ですが、楽しくお客さんたちと仲良くワイワイ仕事ができているようです。
もちろん、カリスマ行政書士の言う稼げるぞ系の戦略は正しい戦略です。
でも、忘れてはいけないのは、全員が、その生き方を幸せと感じるわけではないということです。
そして、その一人一人に合わせた成功スタイルをブランディングしていくのが、本来は本物のコンサルだと私は思っています。
ということで、あなたは本当に今の経営スタイルを貫いて幸せになりますか?
自分の経営スタイルに疑問や不安がある方は、玄徳庵に一度相談に来てみてくださいね。
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